菩薩

ある歌い女(うたいめ)の思い出の菩薩のレビュー・感想・評価

3.0
確かにある歌い女の思い出としかいい様の無い回想劇ではあったが、これと言ってどこを軸として良いか分からず…。いや、なんとなくは分かるのだが、いかんせん母ー娘関係を巡る心の機微など私には当然理解のしようも無く、段々と女性として成長を遂げていくアリヤの身体に向けられるネット文化史上最悪にキモい一言であるところの「もう赤」的な男性陣の視線に慄いていたら2時間が終わってしまった印象。おそらく宮廷に囚われた女性達が強いられる「沈黙」についても着目せにゃならんのだろうけど…何をどうしてそうまで頑なに隠すのかが正直よく分からず(つかバレバレやん)。現代との接続は産みたく無かった母と産みたい私の対比って事なのでしょうか…うーん…。
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