アマプラでロメールをひとつまみ…と手を出したらすっかりはまってしまってシネマメンバーに入会した。
「喜劇と格言劇」の3作目
ドラマチックな展開はまるでない6人の恋愛観をそれぞれ主張しあう会話劇。
各々その個性を最後まで貫きとおす姿勢が潔くて良かった。
失敗した恋愛から何かを学ぼうと成長する訳でもなく、逃げるように走り去る車のエンジン音と無人の門構えで終幕。
ひと夏の恋愛をすべてここに置き去りにしていく感じがまた良い。
紫陽花の少しグレーシュな色合いを背景に真っ白なお洋服、窓枠を使った構図や、浜辺の望遠など画が素敵だった。
ポーリーヌの蹴りに拍手。