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海辺のポーリーヌのayakosのレビュー・感想・評価

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)
3.5
アマプラでロメールをひとつまみ…と手を出したらすっかりはまってしまってシネマメンバーに入会した。

「喜劇と格言劇」の3作目

ドラマチックな展開はまるでない6人の恋愛観をそれぞれ主張しあう会話劇。
各々その個性を最後まで貫きとおす姿勢が潔くて良かった。
失敗した恋愛から何かを学ぼうと成長する訳でもなく、逃げるように走り去る車のエンジン音と無人の門構えで終幕。
ひと夏の恋愛をすべてここに置き去りにしていく感じがまた良い。

紫陽花の少しグレーシュな色合いを背景に真っ白なお洋服、窓枠を使った構図や、浜辺の望遠など画が素敵だった。
ポーリーヌの蹴りに拍手。
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