ワンス・アポン・ア・スタジオ→本編→エンドロールの流れが本当に素晴らしくて、私の点数はほぼこの流れの評価だと思う。
公開前に過去のディズニーの作品見直していて良かった。
冒頭からまず絵本の表紙から始まる出だしや、白雪姫を中心にこれまでディズニーを支えてきた作品の要素やオマージュがいたるところにあって、こんなにあるとは思わなかった。
星に願いをテーマした歌はもちろん、過去の作品の気配を探すのがとても楽しかった。
特にクラシックディズニーで大好きな森と動物とピクシーダストの描写が作中たくさん使われていた。
眠れる森の美女でてくる直線的な森や白雪姫に出てくる暗い森、不思議の国のアリスのお花のような動きや昔のデザインを踏襲したたくさんの動物たち、シンデレラの魔法のシーン、すごくすてきだった。
個人的にノートルダムも各所にあったな〜と思った。
100周年としてディズニーファンに向けた作品だなって感じたし、ディズニー観て育った環境で本当によかったと思える作品でした。
ディズニーファンとしては嬉しい要素が盛り沢山だけれど、そこに力を注ぎすぎたのか、見終わった後に思い返すのはそのことばかりで、肝心のストーリーや星以外のキャラクターは印象が薄い感じがした。
アニメーションと構図もアップが多かったり物足りないところもあったかなとも感じる。
特に悪役は今回ジャファーのような締め方で、結局悪で終わらせたけれど、マグニフィコがヴィランになる理由も国を滅ぼされないようにするためだし、杖で暴走してた感じもあったからもう少し深掘りして改心させても良かったかもな、、とは感じた。女王様と並んで国を統治する道も見てみたい。
