兄上ぇ!
どんどん怨霊じみていく主人公と、そんな弟を健気に気遣う兄上の悲しい顔が辛い。
最後の末っ子の気持ちだって解るし立ち上がったお父さんの気持ちだってわからんでも無い。
周りはお気楽かもしれない…
坊さんの
地獄、極楽はあの世ではなくこの世にある
ってのが響くなぁ。
屋敷牢って言ってたけど、ほんとにあったんだなぁってしみじみ思った。
てか丹波哲郎と錦之助が仇討ちするのかと思いきやそうじゃな…
映画というものは脚本、監督、撮影、音楽、出演者が揃うと傑作が生まれる。脚本橋本忍は、羅生門(1950)を皮切りに、平手造酒(1951)、加賀騒動(1953)、七人の侍(1954)、蜘蛛巣城(1957…
>>続きを読む昭和39年1964年今井正監督の傑作。とにかく緊張感がすごい。がんじがらめの泰平武士の時代。現代そっくり。負けず嫌いがどんどん暗転していくストーリー。おみつと逃げればいいのに。錦之助が暗澹たる悲劇に…
>>続きを読む恐怖から発狂寸前まで行きながらも最後家のため兄のために死を覚悟した新八なのにあの仕打ちは新八も死にきれないしきれいに死にたかっただろうに無念が伝わる。
死を覚悟した後に寺で寛いで軽口をたたく新八の描…
プライドってなくちゃいけないものだろうけど、ありすぎるのも困ったものよなぁ。
短気っていいことなしだな。
ホントにくだらない些細な言い争いから、あれよあれよと言う間に人の命が失われていく話。
時間…