三國

アウトレイジ ビヨンドの三國のレビュー・感想・評価

アウトレイジ ビヨンド(2012年製作の映画)
-
3年くらい前かなあ。なんとなくたけしの映画が見たくなってふらっとアウトレイジの最終章を見た。一章を流し見しかしてないのに、ただ、あのテンポに身を押しこめたい一心で。30分くらいでリカバリーして内容はぜんぜん覚えていない始末だけど、どっぷり浸からせてもらったことは忘れない。
きっと今回も。

たけしといえばソナチネ。すぐ後で自殺してれば完璧だったのに、っていうのが芸術的な見方かな。
どうして、生き残っちゃったかなあ。
そんな風にして死んでくれたらとたけしを眺めた時期も昔になって? 今や俺も歳をとったかな、あれからどうやって生きる方へいったかーー今回はそればっかりが気になって。あんなヨボヨボで、俺ももう歳だよと言わせちゃう。余生を、たけしはこんな映画を撮るために生き残ったのかしら。こんな映画ーーそれが、たけしの映画で初めて感じた肯定的な感触。
三國

三國