若い。
若干、ネガティブなニュアンスで。
案外『菊次郎の夏』に一番近いんじゃないか。
途中から投げ出してたんじゃねえかな。
材料があっちこっちにとっ散らかってて、一つの像を結ばない。それが戦国時代だといわれればそれまでだけど、映画としては全体感を垣間見たいーーそこには結びつかなかった、結びつける気が失せてしまったのか。たんに“老けたなあ”という印象が先行しているのかも知れない。
最初に、バイオレンスでしかない、と思った。
北野武、大森南朋、浅野忠信の掛け合いが一番面白くなってはいけなかった、という言い方もできる？
あと西島秀俊が上手すぎた。普段そう思ったことなかったけど、アウトレイジの椎名桔平みたいなもんかな。
衣装とか安土城のセットは、いろいろ是非はありそうだけど、個人的に好き。
