タイトルの『恐怖分子』をgoogle翻訳に突っ込むと「テロリスト」と出てくるのだけれど、そもそもこの字面に見え隠れする、何か不穏なものが伝染していきそうな雰囲気は、本作を覆う空気そのもので、素晴らし…
>>続きを読む2015.03.15@イメージフォーラム
時折現れる風の描写の美しさ。
小説家の妻は身勝手で残酷。カメラの男の子も。医者の旦那もだね。自分が一番重要視することを推し進めることで誰かが傷つくけど、だけ…
恐怖分子。
いままでどの映画でも感じたことのないさらっとしたもやもや感。
現代の日常から生まれくる
光と闇。表と裏。
リアルな浮遊感を感じながら、
雲のように実体を掴めないまま
108分が過ぎ…
『3-4x10月』みたいだなって思っちゃったけどそれよりも前の作品。
省略、は多いけどぜんぜん難解って感じじゃないし、リアリズムって感じよりはちょっとシュールで非現実的な要素が強いんだけど画面に異様…
このレビューはネタバレを含みます
見えない何かが空気中に蠢いている。
それがカーテンを揺らし、本のページをめくり、人にあくびをさせる。
リマスターで画面は比較にならない程美しくなった。
真っ暗な暗室、真っ白なベッドルーム。
銃撃シ…
『恐怖分子』
禍々しさを感じさせるタイトルが良い。
終盤、出世がかなわなかった医者が銃を持ってエレベーターに乗るショットの狂気ったらない。画の深みというより、演出としての光の陰影の使い方が巧みだ。
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