乙女ごころ三人姉妹に投稿された感想・評価 - 5ページ目

『乙女ごころ三人姉妹』に投稿された感想・評価

成瀬初のトーキー作品。
一作目と云うこともあり、言葉よりも仕草や表情が先行する姿勢が残っており、トーキーの扱い方を模索するさまが感じられる。

毒親だと、子供たちは親密に育ちがち… 終始世知辛く、哀…

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umihayato

umihayatoの感想・評価

5.0

成瀬さん初のトーキーらしく。

三味線で流しをする姉の小唄
クラブで踊り子をする妹のモダンな音楽
その二つが劇中交互に流れ、とても気持ちいい。

音楽、街の風景、人々の暮らし
新旧入り混じるそのコン…

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ゆ子

ゆ子の感想・評価

-
女がふいに佐渡おけさを唄い出してびっくり・・・成瀬巳喜男と佐渡おけさというのが・・・嬉しい。

成瀬のトーキー第一作目だが、口ずさむ歌でシーンを繋いだり列車のガタンゴトンで緊張感を醸したりといきなり飛ばしてる。顔から足へのカメラ移動ではじまり足から顔への移動で終わる川辺の散歩シーンの対称性、踊…

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撮れたてのようなピカピカのプリントと明瞭な音声。
カジノ・フォーリーで活躍していた三女梅園竜子のキュートなモガぶりがステキだ。滝沢修と駆け落ちする長女細川ちか子がいかにも艶っぽい。なのに不幸を一身に…

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myg

mygの感想・評価

4.0

流れる浅草の喧騒。だんだん人間に焦点が合ってきて、最初は漂うがごとく、二度目のフォーカスでやっと明確になる次女。恵まれた三女の華やかな登場も相俟って、この冒頭だけでグッとくる。彼女の、すべての負を引…

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moku

mokuの感想・評価

4.3
家族の中で貧乏クジ引く人の話…他人事じゃなくて好きなんです。
一

一の感想・評価

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「幸せだと感じた事はないけど、不幸せだと思った事はないわ」

成瀬巳喜男トーキー映画一作目

この頃の和と洋が混在している風景が好きだな

一回もお目にかかった事がない流しの方のお話だった

今飲み…

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t

tの感想・評価

3.5

1935年公開との事で、主人公が自己犠牲に徹していたり、洋風趣味の姉妹に対して常に和装を保っていたりで軍国主義の影を感じる。
ナラタージュや、かなり動くカメラ、サイレントを思わせるシーンなどが印象深…

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後年の傑作群でみられる完璧な構築され具合には及ばないとはいえ、トーキー一作目から成瀬は光の陰影と人の動きをもって、社会や関係性の中で追い詰められてゆく人物たちを周到に描いている。

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