荒野の狼

レンタネコの荒野の狼のレビュー・感想・評価

レンタネコ(2011年製作の映画)
3.0
『レンタネコ』 は2012年公開の市川実日子(みかこ)主演の110分の作品。主人公の市川は猫を貸し出すレンタルネコ業を営んでいる設定。市川と草村礼子、光石研、山田真歩、田中圭が登場する4つ関連のないストーリーからなる。草村の話は中途半端に終わり、光石の話は底が浅いが、山田の話は市村の夢と絡めておりユーモアがある。田中の話は猫とは関連が薄く、主人公の少女時代に触れられる。私は、猫好きであるので、猫が見たくて本作を視聴したのであるが、中心は軽い人間ドラマであり、猫は画面のどこかには登場するものの、活躍はほとんどなく物足りない。「猫」をタイトルにしているが、猫ならではのストーリー展開とは言えず、猫は受動的に愛玩されるだけの存在で魅力に欠ける作品。猫が主役なのは、映画のタイトルだけであり、猫好きにはあまりすすめられない作品。
荒野の狼

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