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『海軍』に投稿された感想・評価

三四郎

三四郎の感想・評価

3.6
東宝と松竹はやはり全く違う。松竹には戦意高揚の意図が希薄だ。現代においても時代錯誤と思えない映画となっている。
東宝と比較すると松竹は、勇ましさ、華々しさに欠けるが、科白に無理がなく自然で実に人間らしい。人間の心理や言葉を細かく描き出しており深みがある。

母親のあの表情は、複雑な心境といった感じで、後の『陸軍』に繋がるところがあるように思う。もちろん、監督の意図は、私とは異なっただろうが…。

山盛りについだ白米に対して「西郷どんでたかもりさん」こういうユーモアある科白がイイ笑

英語の授業で、生徒が質疑応答する、その内容が興味深い。
どちらの生徒の言い分も理解できる。
「私は西洋の歴史を読めば読むほどイギリス人が嫌いになります。どうしあんな奴らの言葉を一生懸命に勉強せねばならんのですか?」
「西洋の知識のええ部分を日本のものにするために外国語を勉強する必要があると思います」

私もイギリスという国について学べば学ぶ程、イメージが悪くなった。しかし、憎めない!
こんなにも世界中で残酷なことをしておきながら、恨まれていない国は稀だと思う。夏目漱石はイギリスへ留学し、絶望し、イギリスを嫌ったが、やはり尊敬もしていた。不思議な国である。

卒業式は「蛍の光」このシーンが最も美しくて私は好きだ。東宝に比べて「軍艦マーチ」の軽いこと軽いこと。
mh

mhの感想・評価

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真珠湾攻撃で軍神となった若き海軍将校の半生記。
日米開戦ニ周年記念の大詔奉戴日(1943年12月8日)に公開した松竹製のプロパガンダ映画。
クライマックスの真珠湾攻撃に差し掛かると、占領期にちょん切られたままの状態で終わっている。そんなこんな含めて、資料的価値が高い。
話自体は後年のリメイク作、東映版「海軍」に詳しい。新藤兼人脚本で、主役の座を奪われた(ウィキペディア参照)千葉真一がキレキレ。ヒロインとのラブロマンス盛り盛りで実に面白い。
本家であるこっちは、全体的にやや冗長。ゆったりと大日本帝国海軍の威風堂々を楽しむ感じだった。
中学時代の配属将校を笠智衆がやっていて、あの調子で「死亡。全員、死亡」とか不穏なセリフを吐いてくる。
訓話の最中「天皇陛下」というワードが出るたびに姿勢を正す。陸軍ばかりじゃなく海軍でもそうだったんだな。
英語の授業中に英米が憎いという会話があったけど、われわれからしたら、市井の中学校に英語の授業があったほうに驚くよね。敵性言語は使っちゃいけないんじゃなかったっけ。聞いてた話と違っている。
思わせぶりな母の眼差しに、フィルメーカーの反戦姿勢を詰め込んでいたように思われた。(母役は監督の奥さんとのこと)
特筆すべきはこの映画のヒットが、翌年に公開される木下恵介の「陸軍」を制作させたこと。古今東西「陸軍」に勝るプロパガンダ映画はないと個人的に思っているので、その意味でもこの先行作の成功がありがたいのだった。
決して面白いわけじゃないが、見といてよかった。

メモ
志村喬は出てない。フィルマークスの記入ミス。
軍神横山正治少佐をモデルにした谷真人中尉山内明の、真珠湾攻撃の潜水艇攻撃で戦死する迄の一半生を描いた田坂具隆監督の力作だが、地味過ぎる印象は避けられない。GHQに押収され終盤の特撮による攻撃場面の欠落と画像の不鮮明さはあるが、桜島の偉容が際立つ鹿児島市の風景が美しい。また、郷土の偉人西郷隆盛、東郷平八郎を尊崇する軍人の心構えは理解出来る。