カネコ

魍魎の匣のカネコのレビュー・感想・評価

魍魎の匣(2007年製作の映画)
3.0
昭和27年。まだまだ戦後混乱の最中に世間では不気味な事が起こっていた。

美少女連続バラバラ匣詰め事件
引退した女優の娘行方不明事件
匣を御神体としたカルト宗教の流行
謎の匣型巨大施設

これらの謎に
古本屋兼陰陽師・京極堂(堤真一)
サイコメトラー探偵・榎木津(阿部寛)
売れない作家・関口(椎名桔平)
京極堂の妹の記者・敦子(田中麗奈)
刑事・木場(宮迫裕之)
が迫る。

たぶん3.4回目の鑑賞。
原作の小説は単行本で1000ページ超の大作。そして登場人物の複雑な関係。それを2時間20分程にまとめるのは難しかったと思う。
にしても時系列がめちゃくちゃな前半はどうにかならなかったのか。
あと邦画あるあるの音声聞きづらい問題。
とにかく2時間20分でまとめるためなのか登場人物がみんな早口。なのに滑舌あんまり良くないし音小さいしで置いてけぼり感が凄かった。

戦後日本を再現出来なかったのかすごく異国感漂う街は中国ロケだったのね。
堤真一、阿部寛、椎名桔平が楽しそうにわちゃわちゃしてるのは楽しかったけどほぼコントみたいなラスト。
コントといえば宮迫の演技がまんまコントで浮いてた。

世界観は好きなんだけどな。残念。
原作読もう。


チャップリンもフラメンコも起源は陰陽道
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