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正義の行方のtakehiのネタバレレビュー・内容・結末

正義の行方(2024年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

2人の幼女殺人事件(1992年飯塚事件)の容疑者は死刑の判決を受け異例な速さで死刑執行されました、その後冤罪を疑い未だ再審申請を弁護団は行っています、、
本作は事件の捜査関係者、地元取材新聞記者、DNA型鑑定をした研究者、容疑者の妻、目撃者、、多角的に取材したドキュメンタリーテレビ番組を編集し映画化した作品です。
初めの2/3は長い前振りで、最後の1/3の謎あかし?核心へ向かう新聞記者達の執念の取材のエピソードは えっええ〜!! の連続で不謹慎ですが正直ワクワクし、ノンフィクションとは思えない面白さを感じてしまいました。

作品を観て思ったことは、、
・新しいシステムを性急に導入すると無理が生じてしまうこと(事件捜査にまだ精度が低いDNA型鑑定の導入を国が進めてた)
・先入観や思い込みで物事を進めてはいけない(犯人を決めつけて捜査、取材をしていた可能性!?)
・人の命に関わること、しっかり捜査の物品証拠を残すこと。
どれも当たり前の事のようだけど、国家権力やマスコミがこれにハマってしまうと本当にヤバイ!危ない!!ってことですね。

人間は神様ではありません、警察や司法(マスコミ)だって絶対的では無いということに考えさせらました。。

追伸
よくぞ事件当時の関係者の方々が取材に応じてくれたもんですね!NHKの力でもあり、皆さん自分の仕事に誇りを持っていた、自信を持っていたということなのでしょう!

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