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システム・クラッシャー/システム・クラッシャー 家に帰りたいのtakehiのネタバレレビュー・内容・結末

4.0

このレビューはネタバレを含みます

オムツを顔に押し付けられる!父親から受けた赤ちゃんの時のトラウマにより9才の少女ベニーは愛するママ以外の他人に顔を触られるとキレて制御不能になってしまう!
自分の意思にそぐわなければやっぱりキレてトラブルを起こしてしまう、、施設をたらい回しされ、病院で薬を投与されベットに拘束されるベニーの姿が切ないです!
可愛がってる赤ちゃんに顔を触られるシーン、スケート場で幼い男の子にキレるシーンにドキドキしてしまいました
そんなシステムクラッシャーな少女を懸命に対応し繰り返し問題起こされる先生達の苦労苦悩する姿は悲しです!
少女が山に行ってやまびこポイントでママ!ママ!ママ!、、、と叫び続けるシーンに涙。
母親に見捨てられた少女に涙し廊下に座り込んでしまうリーダーの先生にもらい泣き。
沢山のシーンに感情を揺さぶられました!!

懸命に逃げ走る彼女の未来は犯罪者か閉鎖病棟か、、とにかく無事を願うしかありません。
※彼女の逃走爆走シーンに軽快な音楽がかかるのには自分的には違和感を感じました、イケイケではないよな。

彼女の安住の地は法律もない原始人の時代なのでしょうか。。少女はどうしてこうなってしまったのか?両親からの遺伝はともかく、赤ちゃんに暴力を振るう父親なんてダメ絶対であると切に思いました!

追伸
俳優達のリアルな役作りはお見事です。
特に主演の女の子は古くはキューブリックの時計仕掛けのオレンジのマルコム・マクドウェル、近年では哀れなるものたちのエマ・ストーンに負けない凄味を子役のヘレナ・ツェンゲルから感じました、手に負えない本物の超問題児にしか見えませんでした。

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