喪失と時間の暴力性。
本作は、不慮の事故で友人を亡くした女子高校生の主人公が、その友人のことを忘れられないまま日常を過ごすお話です。
常に画面のどこかに不可解な存在が映り込んでいるような、絶妙な居心…
友人の死を忘れることで日常に戻っていく周りと、それに違和感を感じている主人公の死に対する温度感の違いの描写が丁寧でよかった。
でも、その喪失を忘れていかないと日常に歪みが出てきて、見えないものまで見…
クラスメイトが死んでも平常運転の友達。主張が先にあり人の話を聞かない家族(毒親、ヒステリー構文的な流行を感じる)。あれ、私がおかしいのか?
顔の寄りが多く一人ずつ映すことが特徴的。室内は斜め遠くから…
このレビューはネタバレを含みます
岩崎裕介監督のホラー短編。
この世界にあるはずで欠けているモノを自覚的に無視する虚無。抑圧した負のエネルギーが呼び込むものに対抗する手段が虚無だとすれば、高校生という時空はその力が拮抗した特異な磁…
24-79-17
シモキタエキマエシネマK2
「NN4444」④
いちばん良かった。あーね、っていうフレーズで処理される友人関係。歪な家庭関係。薄暗い色彩設計と青空、夕陽のショット。監督のキャラもた…
《VOID》
4つの"不条理"のオムニバス"NN4444"
個人的には"VOID"が一番。いわゆる"キモ映像"は無く"無関心""虚無"の怖さを淡々と描くカット、光、色、全てが怖い。個々の演者達のキャ…
ホラー短編映画集 NN4444のひとつ。
小道具や画面の抜けに意味のあるものを入れるのが巧みだった。
よく見ると、背後に写る数字が4 になってたり、明らかに一つだけ欠けた習字の張り紙とか、そういう…
雰囲気と劇伴は良いけどありきたりな「女子高生」描写、亡くなったクラスメイトという設定、怪異の一貫性のなさ、母親の描写から感じるミソジニーなど、引っかかる点が多過ぎるのでこのスタッフのまま監督・脚本だ…
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