れれれさんの映画レビュー・感想・評価

れれれ

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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章(2024年製作の映画)

3.9

やっぱおもろい!浅野いにお!
前後編通して、ちゃんと見応えもあり、伏線も回収していた!
あんまりにも絶望的な状態なんだけど、それでも希望の光が見えてしまうのは、おんたんと門出の人柄ゆえなのか。あまりに
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関心領域(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

こんな映画どうやったら作れるんだろうか。
めっちゃ眠くなりそうなのに全く眠くならなかった。最初にイメージしていたのと違いすぎて、なるほどな?って思いながら見てたら全く飽きなかった。

最初、アウシュビ
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

3.6

ディヴィッドバーンが歌うますぎて、アランメンケン見た時ばりの衝撃だった。

アメリカンエンターテイメントの凄みはとても感じたな、カメラワークもステージ照明もとてもよかった。

メッセージはかなり普遍的
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水深ゼロメートルから(2024年製作の映画)

3.6

サマーフィルムにのって ほどの躍動感はなかったかなぁというのが正直なところ。
水のないプールでの高校生の会話劇ってやっぱり役者の力がめっちゃ試されると思うんだけど、結構そこの力量の差が出ちゃってる感じ
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西の魔女が死んだ(2008年製作の映画)

5.0

映画を好きになって、映画に救われた原体験にして頂点

天使の涙(1995年製作の映画)

3.8

恋する惑星より好きだった。
登場人物たちの自由への躍動感というか。
こんだけ自分勝手に生きていいんだなと思える感じ。

群像劇としてはやっぱエドワードヤンの恋愛時代とか見ちゃうと、そっちのが優れている
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恋する惑星(1994年製作の映画)

3.6

雰囲気の良さが全て、みたいな映画だった。

すっごい店内素敵だけど料理普通みたいな感じ。カメラワークや色作りなどがとても巧みで、特にありとあらゆる室内シーンが魅力的だった。

青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.5

台湾と共同参画していることの旨みが存分に出ていたと思う。多分これを日本が主軸でやったら、キラッキラの明るい映像で、アホみたいにでかいBGMで、君の膵臓をたべたりたべなかったりしてたと思う。

というの
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辰巳(2023年製作の映画)

3.8

典型的なチンピラもの!

チンピラとかヤクザの文化や美徳が理解できないので、基本的に観終わった後に「だからなに?」ってなることが多いんだけど、今作はそういう感覚にはならなかった。

多分動機の部分と人
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走れない人の走り方(2023年製作の映画)

4.0

面白いかどうかってより、好みの映画だなって思った。

苦しさとかわいらしさがギュッと詰まってた。
天秤座の人は何にも決められませんって、本当にすごいセリフ。"走れない人"の表象があまりに完璧。
地獄み
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

感想は継ぎ足しします。

とにかく素晴らしかった。
自然の前に「悪は存在しない」
正義の反対は悪ではなく、正義の反対は正義。
シティを徹底的に悪く描こうとしても、シティにはシティの正義がある。そしてそ
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少女は卒業しない(2023年製作の映画)

3.8

卒業式のときのこと、もう思い出せないな〜
なんとなく、「あ〜終わった〜帰るか〜」くらいの温度感だったなっていう。

4人のそれぞれの卒業式に際しての感情は
4人それぞれの学校生活を象徴したようなもので
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劇場版ブルーロック –EPISODE 凪(2024年製作の映画)

2.0

ただのアニメの総集編を、総集編と歌わずに映画化するの詐欺ってことにしようよ
アニメの作画も映画になって見違えるように変わってもないし、なんか漫画よりBLっぽいシーンが明らかに増えてるし

サヨナラまでの30分(2020年製作の映画)

3.7

4年前の映画なのに、平成ど真ん中がすごい、なんだこれ!笑
北村匠海の顔が良い。

ベタな話ではあるけど、サラッと見やすい何かがあるね

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

4.3

・この漫画原作をこう描くのか!という感動
・スカートの劇伴、主題歌の良さ
・好きという気持ちのもつ歪みを肯定的にも否定的にも描ききる松居監督の采配
・甘ったるくにも、滑っても見えそうなキャラクターの演
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THE FIRST SLAM DUNK(2022年製作の映画)

4.2

今更すぎる視聴

いやーおもろい!
音作りすごいから無音が活きているし、
桜木じゃなく宮城を主人公ポジにしたのも成功していると思った。
スポーツ漫画の金字塔すぎるだろ

ミッシング(2024年製作の映画)

-

吉田監督である必要性がセリフの端々に詰め込まれていた

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

3.1

SF大作かと思ったら起伏なさすぎてびっくりした。
ティモシーはかっこいいが、日常に地続きな役柄のティモシーの方が好き

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

こんなに映画のファーストカットとラストカットがしっくりきたのは久しぶりかもしれない!!

すごくゆったりとしたテンポ感なのに、会話の練度が本当に高くて、ひとつひとつの言葉が重くて大事で、感情的に惹き込
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四月になれば彼女は(2024年製作の映画)

3.8

仲野太賀、森菜々、河合由美、中島歩の映画と言ったら過言なんだけど、でもこの人たちの良さが活かされまくっていた。

逆に佐藤健と長澤まさみのリアリティのなさがすごかった。
必要以上に感動ラブストーリーに
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オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.5

劇中に出てくる"裁判"が長ければ長いほどつまらないと認識する自分の特性がよくわかった。思い返せばソーシャルネットワークも落下の解剖学もザリガニたち…もぜんぶ退屈していた。絵変わりがなく、文字情報を追っ>>続きを読む

ペナルティループ(2024年製作の映画)

3.8

設定はかなり良かった。
ループもの?と思わせておいて、そういう抜け道があるか!となった。
設定が凝っていて、映像も良かったし、世界観も美術も演技も良かった!
欲を言えばもう少し繰り返すことに意味あるい
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デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 前章(2024年製作の映画)

3.8

前半だけなので後半見ないと一概には言えないけど原作再現完璧だ!
声優たちの声の質感が、漫画読んでた時のそのまんま!

そして背景を写実的に描く浅野いにおの作風をきちんと活かして、都内の実景をベースに作
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ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.8

とんでもない理不尽のもとに晒されながら謎の生命力で生き残り続けるという不死身時間の冒頭90分はめちゃくちゃ面白かった。
冒頭シーンの、うがい薬〜のくだりから、ボーの人格が表現されていてさすがでした。
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(2023年製作の映画)

3.3

ホラー短編映画集 NN4444のひとつ。

支配欲を描いた作品。
これはもうちょっと面白くなるんじゃないかと思ってしまったかな。
「侍従=犬」という方程式が一直線すぎると言うか。短編だと難しいとは思う
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Rat Tat Tat(2023年製作の映画)

3.6

ホラー短編映画集 NN4444のひとつ。

妊娠出産への同調圧力を描いた作品。
クリエイティブ(映像、セット、照明)は非常に良かったし、有り体だけど拍手の演出の気味悪さも成功していたと思うんだけど、演
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洗浄(2023年製作の映画)

3.8

ホラー短編映画集 NN4444のひとつ。
株式会社spoonがプロデュースの作品。

これが一番好みだった。
なぜかというと、この映画で吐き捨てた気持ち悪い慣習にうんざりしているからです。

NN4444(2024年製作の映画)

4.0

ホラー映画短編集企画。

よくやった!と言いたい。
K2が2週間満員って素晴らしいですよ。
みんな若い人達で映画を作って、ちゃんと配給までやりきって成功するだなんて偉すぎる。低予算映画としてはこの上な
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VOID(2023年製作の映画)

3.7

ホラー短編映画集 NN4444のひとつ。

小道具や画面の抜けに意味のあるものを入れるのが巧みだった。
よく見ると、背後に写る数字が4 になってたり、明らかに一つだけ欠けた習字の張り紙とか、そういう細
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アシスタント(2019年製作の映画)

3.9

業種もポジションなにもドンかぶりで食らってしまった。ぴぎゃぁーー

普段ドキュメンタリーを撮る監督が撮るだけあって、人物の配置に恣意的なものがあまりなくて、極端に悪い人が存在しない。みんなそれぞれの人
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パレード(2024年製作の映画)

3.5

群像劇として機能していないから、ひとつひとつのエピソードも弱くなるし、長澤まさみの苦悩も結果的に伝わりにくくなってしまっていた。人と人がもっと複雑に絡み合って話を作れたはずなのに。構想段階みたいな脚本>>続きを読む

あとがき(2024年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

夢を追う男二人の物語。
俳優を目指す男と、バンドマンを目指す吃音の男。片方は夢をまっすぐに追い続け、片方は夢と似たベクトルの違う道へ歩む。

この夢追い人たち(同性)の作品によくあるが、本当にサブキャ
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落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

別に全然面白くはなかったし、中盤ウトウトしてしまったところもあり、、とは思いつつも、ラストに向かってこの映画の性格というか材質が掴めていってからは結構面白く見れた。

「裁かれない悪質さ」という存在、
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ソウルメイト(2023年製作の映画)

3.8


本と設定、演者の演技は素晴らしく良かった。
ピアス、絵の使い方。友達の名前に"夏の銀河"は素敵ねって言える君が素敵やで。雷に当たった木のネックレス。
こんな友達がいたらいいですね、ほんとに。"ソウル
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