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ゴースト・トロピックの作品紹介

ゴースト・トロピックのあらすじ

2月2日(金)よりBunkamuraル・シネマ 渋谷宮下ほか全国ロードショー

ゴースト・トロピックの監督

ゴースト・トロピックの出演者

原題
Ghost Tropic
製作年
2019年
製作国
ベルギーオランダ
上映時間
84分
ジャンル
ドラマ
配給会社
サニーフィルム

『ゴースト・トロピック』に投稿された感想・評価

桃龍

桃龍の感想・評価

3.5
隣のオッサンは開始1分でうつむいて寝始め、列車を乗り過ごした主人公と同じタイミングで起きた(笑)。その後また寝ていたが、気持ちは分かる。
ゴースト・トロピックというのは原題どおりだが、幽霊は出てこない。ラストシーンはトロピカルだけど意味不明。

まぁ、そういう見方をする作品じゃないのは分かる。
なにも起きないことを鑑賞する映画と言おうか。
ユベントススタジアムでアウェイのレアル側の席にいたら防犯面から退場に時間がかかって交通機関がなくなり、トリノ中心部まで歩いたときの気持ちを思い出した。
心細いだけじゃなく、ちょっと冒険心が芽生えたんだよね。
netfilms

netfilmsの感想・評価

4.2
 年代順に観れば良かったのだが『Here』を先に観てしまったので、『Here』ほどは完璧な映画ではない。然し乍らどちらもベルギーのブリュッセルに暮らす移民の映画で、都市の暗部=真夜中に目覚める夢遊病者たちの物語でもある。長い一日の仕事を終えた掃除婦のカディジャ(サーディア・ベンタイブ)は、地下鉄の最終電車で思わず眠りに落ちてしまう。冒頭の永遠に続くかに見えた彼女の高笑いの後、20年間1度も寝過ごしたことのない彼女が列車の規則的なリズムに思わず意識を朦朧とさせる。このシークエンスは規則的なスタンダード・サイズで切り取られた16mmフィルムの映像の中で突然音声は突如途切れて行く。終点で目覚めた彼女は、家へ帰る方法を探すが、もはや歩いてしか帰れないことを知る。愛娘に絶望のヘルプを寄せるものの、アッパーな週末の快楽に身を委ねるとしたら、自力でのマイホームへの帰路が主人公には待ち構えるのだ。

 一見して高齢者の受難を扱った物語でありながら、おそらく想起されるのはシャンタル・アケルマンの『一晩中』やアニエス・ヴァルダの『冬の旅』に違いない。女性にとって深夜の一人歩きがどれだけ危険であるかの時代を一回りも二回りも通過したカディジャの目には、昼間とはまったく別の様相を呈するベルギーの首都ブリュッセルの夜の街で起こる出来事はひたすら衝撃的な事件に移り、面食らう。ある種、母親の視点から見た夢遊病者たちの旅=グローバル資本主義の欲望を旅行者の視点で綴る辺りがひたすら痛快で、18歳の少女モナ(サンドリーヌ・ボネール)の旅だった『冬の旅』とは打って変わり、後期高齢者目前の移民労働者の旅は男性的な欲望とは切り離され、もはや同情と哀れみしか寄せられない。いかにもグローバル資本主義を推奨してきた大企業で働く主人公の目線は、極めて斬新にこのグローバル資本主義の矛盾と現実を見つめる。16mmの映像の質感を味わうならA列〜C列をオススメするというか、恐らく後ろでの鑑賞では16mmフィルムの効果は感じられない。これはケリー・ライカート映画も同様である。『Here』同様に途中までは完璧だったのだが、娘の登場場面からショットの選択がやや類型的になった気がしたので不本意ながらこの点数にしたものの、一瞬でバス・ドゥヴォス映画の虜になった。
ワンコ

ワンコの感想・評価

4.2
【日常に潜むドラマ】

僕の親しい友人に、電車で寝過ごすことが多いのがいて、大学時代、京王線だったか小田急線で寝過ごして終点まで行って、帰りの終電が無くて歩いて帰ったエピソードを話してくれたことがあった。

だが、今考えると、こいつウソ言っていたなと思うことが一つある。

途中沿線の道路から線路に入って一部線路を歩いて、多摩川を鉄橋を歩いて渡ったと言っていたのだ。

僕は東北の田舎出身で、小さい頃にお年寄りや大人の真似をして線路を歩いちゃダメと口酸っぱく、家族や幼稚園・小学校で言われていたので、”線路は歩いちゃダメなのに”程度にしか感じてなかったのだ。
ただ、よく考えると、東京なんて私鉄の線路に入って歩けるところなんかあるのか?と今更ながら思うのだ。
ホントだったら、スタンバイミーみたいでカッケーとは思うけど😛

この「ゴースト・トロピック」は現代のインスタなどSNSの過度なスマホ・フォト文化に対するアンチテーゼのようなところがある。

(以下ネタバレ)

寝過ごして終点。
帰れない。
お金が足りない。

それでもあこれ親切にしてくれる人たち。
行き倒れのホームレスと犬。
悲しい出来事と良かったこと。

写真になんか撮らなくてもきっと記憶に刻まれるのではないのか。

本当は、自分の記憶の引き出しにひっそりとしまわれる出来事の方がキラキラしてるんじゃないのか。

部屋に差し込む日の光のように。

実はこんな日常は僕たちみな同じだ。

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