桃龍さんの映画レビュー・感想・評価

桃龍

桃龍

みんなのアムステルダム国立美術館へ(2014年製作の映画)

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美術館を改修するだけのドキュメンタリで、まさかの続編。
これでいいのだ。

ようこそ、アムステルダム国立美術館へ(2008年製作の映画)

3.0

「民主主義のコスト」の実写化。
民主主義には情報公開や意見交換が大事で、それにはお金や時間がかかる。
日本のリニア新幹線もそう。独裁体制なら簡単に進むんだろうけど。

レンブラントは誰の手に(2019年製作の映画)

3.0

2021-02-28記。
NHKの「ノーナレ」的な効果を狙ったのかもしれないが、予備知識がない人には説明不足なドキュメンタリでしかないのでスコア0.5マイナス。
「夜警」のレプリカがあるハウステンボス
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レンブラントの夜警(2007年製作の映画)

3.0

オランダの歴史や当時の美術について、基礎知識が必要。
山田五郎先生がYouTubeでやってる「オトナの教養講座」のレンブラント関連動画で予習したことが、けっこう役に立った。この絵はオランダ最高の国宝で
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ZOO(1985年製作の映画)

3.0

ピーター・グリーナウェイ特集上映その4。
だんだん客が減ってる気がする。これでラストなので期待したが、まぁこんなもんかな。
例によって、ストーリーはよく分からない。
『数に溺れて』は数字にこだわってい
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英国式庭園殺人事件(1982年製作の映画)

3.0

ピーター・グリーナウェイ特集上映その3。
『数に溺れて』と『プロスペローの本』は同じ日に続けて観れたのに、それができない。予想より客が少なかったから?
やはりよく分からないところはあるが、その2作に比
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戦慄怪奇ファイル 超コワすぎ! FILE-01 恐怖降臨!コックリさん(2015年製作の映画)

3.0

『TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー』って、コックリさんじゃんと思ったので観賞。
低予算を逆手にとってリアルに感じさせる脚本や映像が面白い。
それで言うと、映画館ではなくTVで深夜に放送した方が
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TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.0

『ミッドサマー』の1.6倍のオープニング興収で『ヘレディタリー/継承』を超えてA24ホラー最大のヒットらしい。
ホラーやオカルトに興味がない俺だけど、それほどのものかとDVDを借りてみた。
そしたら予
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プレーム兄貴、王になる/プレーム兄貴、お城へ行く(2015年製作の映画)

4.0

2020-02-22記。
タージ・マハルに行った時なんだか期待外れだった理由が分かった。
死んでるからだ。生きてる城は大量の生花で飾られ、それに負けない美しい女性たちがいる。
まさに映画でしか見れない
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バジュランギおじさんと、小さな迷子(2015年製作の映画)

4.5

2019-01-21記。
印パ国境がこれほど美しいとは知らなかった。
スイスと見まがう斜面、そそり立つ雪の峰々…。山好きの私はオープニングでも見惚れたが、エンディングではその両側の人々の心の美しさまで
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タイガー 裏切りのスパイ(2023年製作の映画)

4.5

『RRR』に迫る面白さ。
冒頭の回想シーンで「ジェームズ・ボンドはもう古い。ララ・クロフトみたいに…」というセリフがあるが、それを合わせたような傑作。
”007”ばりのサルマーン・カーンと”トゥームレ
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タイガー 甦る伝説のスパイ(2017年製作の映画)

4.0

タイガーシリーズの「2」。
BS12の放送で日本初公開されたことにスコア0.5プラス。
吹替しかないのとダンスがエンドロールだけなのが不満だけど、インドの007として、ずっと続けてほしい。

インド国
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タイガー 伝説のスパイ(2012年製作の映画)

3.5

タイガーシリーズの「1」。
舞台はイラク、アイルランド、トルコ、キューバで、インドなし。世界をまたにかけたスパイ映画で、路面電車アクションは新鮮。
諜報機関のRAWとISIの関係は、『バジュランギおじ
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ダバング 大胆不敵(2010年製作の映画)

3.0

2020-05-29記。
アクションもダンスも美女も、インド映画のお約束どおり。
だけどイマイチ。本国では続編が3作目まであるようだけど…。
いや、俺がインド映画に飽きたかな?
そうか、ボリウッドもこ
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坂本龍一 PERFORMANCE IN NEW YORK : async(2017年製作の映画)

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2017年4月の演奏。
2022年9月に日本で演奏した『Ryuichi Sakamoto | Opus』に比べると前衛的というか環境音楽というか、ニューヨークでの生活や、まだガンには負けてないエネルギ
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Ryuichi Sakamoto | Opus(2023年製作の映画)

3.5

亡くなる半年前の2022年9月、坂本さんが「日本でいちばん音がいい」と評したNHK509スタジオでの演奏。
それを、坂本さんが認めた音響設備「SAION」のある109シネマズ名古屋で観賞した。
が、静
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スペース・プレイヤーズ(2021年製作の映画)

3.5

2021-08-29記。
マイケル・ジョーダン降臨!
かと思ったら(ネタバレ注意)…劇場内大ウケ。
リメイク元は実写とアニメの融合だったが、今作は実写とCGの融合だから、今となっては当たり前。そのぶん
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SPACE JAM/スペース・ジャム(1996年製作の映画)

3.5

2021-08-29記。
「ゴジラvsバークリー」というアメコミを見たことがある。ついでにゴジラも出してほしかった。
マイケル・ジョーダンが一時バスケを引退して野球に挑戦してた時期なので、そのエピソー
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アンクル・ドリュー(2018年製作の映画)

3.5

2020-03-27記。
ジジィ、バスケすげぇぇ!
って普通に見てたら、SFXメイクだったのね。
「炎の体育会TV」でやってる変装サプライズはあまり好きじゃないけど、ここまで徹底してると面白い。

だれもが愛しいチャンピオン(2018年製作の映画)

3.5

2020-03-06記。
急にバスケうまくなり過ぎなのでスコア0.5マイナス。
バスケ映画としてはダメダメだけど、それ以外は素晴らしい。
いい気分にさせてくれる。

走れ! T校バスケット部(2018年製作の映画)

3.0

2020-08-08記。
いい話なんだけど、脚本が稚拙なのが残念。
教会の黒人とか会長とか。
それに志尊淳は、俳優なのに演技が棒。
チョイ役の千葉雄大と竹内涼真は必要か?

コーチ・カーター(2005年製作の映画)

3.5

バスケの映画ではトップランクの評判なので観た。
バスケで一番のアメリカが、映画で負けるわけにはいかないからね。
高校のチームに文武両道を教えるコーチが、ちょっと意外。
学業は二の次で、チアリーダーにモ
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リバウンド(2005年製作の映画)

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公開中の韓国映画が同タイトルなんだけど、いいのか?
名門大学を解雇されたバスケのコーチが、中学生のチームのコーチになるというベタベタな設定。

リバウンド(2023年製作の映画)

3.5

2005年のハリウッド映画『リバウンド』と同じタイトル。
高校バスケ映画の傑作『コーチ・カーター』のパクリ?
韓国バスケは、男女ともにパリ五輪の出場権を逃してる。
と思ったが、ここのスコアが封切時より
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南風(2014年製作の映画)

4.0

台湾好きで自転車好きの俺としたことが、見落としていた。
名所を巡るロードムービーに、女性の自立や日台友好を加えた、とてもいい脚本。
黒川芽以が生き生きしてるのは、台湾が優しく美しいせいか。

ずっと出
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青春18×2 君へと続く道(2024年製作の映画)

3.5

台湾映画のリメイクの『1秒先の彼』に続き、今度は日台合作と、台湾づいてる清原果耶。次は、台湾を走る「充電させてもらえませんか劇場版」のゲストライダーとかやってほしい(妄想)。
舞台挨拶中継つきの回に鑑
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ボーイ・ミーツ・プサン(2006年製作の映画)

3.0

『あまろっく』で江口のりこが良かったので観てみた。
この頃は、モデル体型の美人女優だったのか?
作品としては稚拙なところもあるけど、勢いがある。
この時代に柄本佑と江口のりこと武監督を組み合わせた人は
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あまろっく(2024年製作の映画)

4.0

2050年、南海トラフ大地震から西日本を救ったのは、新あまろっくと呼ばれる構造物だった。
その画期的な構造物は分散型で、全国に点在する小さな鉄工所で作られた。
これは、新あまろっくを開発し、設計図を公
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スイマーズ:希望を託して(2022年製作の映画)

3.5

危険な海をゴムボートで渡るシリア難民の話。
いま公開中の『人間の境界』はベラルーシからポーランドに向かうルートだが、これはトルコからギリシャに渡るルート。

どちらも実話ベースということは、このスーパ
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人間の境界(2023年製作の映画)

4.0

アフガニスタン難民の女性「お名前は?」
シリア難民の少年「キリアン・エムバペ。」
ここ笑った。人間には境界なんてない。

後半、神様そんな…というところもあったが、私の信じる人間性善説が展開されて嬉し
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マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間(2023年製作の映画)

4.5

戦場ジャーナリズムの歴史に残る傑作。
もしこの映像がなかったら、世界はウクライナの女性や子供に対してプーチンが行った戦争犯罪を知ることはなかった。
この時期に報道で見ていたマリウポリの映像は、ほぼこの
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マリウポリ 7日間の記録(2022年製作の映画)

2.0

残虐な映像はなく、ほぼ編集されず、ナレーションもない。壊滅状態のマリウポリの風景や生活を延々と撮っただけ。画に動きがあるのは、爆撃で亡くなった人の家から発電機を盗む様子ぐらい。
もちろん危険な場所には
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逢魔ヶパレヱド(2017年製作の映画)

3.0

『クラユカバ』『クラメルカガリ』の監督の短編。
YouTubeにあった。
ぽちさんが美術設定やる前は、こんな感じだったのか…。

クラメルカガリ(2024年製作の映画)

3.5

『クラユカバ』に続き、プロデューサーと監督と、美術設定のぽちさんによる舞台挨拶つきで鑑賞。
ぽちさんは名古屋在住で、元公務員。地元で舞台挨拶をしたかったそうで。
「廃坑の街 ぽち作品集&作画テクニック
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クラユカバ(2023年製作の映画)

3.0

プロデューサーと監督と、美術設定のぽちさんによる舞台挨拶つきで鑑賞。
クラウドファンディングなどで10年も苦労した監督は、公開できて嬉しそう。ぽちさんは監督と運命的に出会い、相思相愛だという。

無声
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