残虐な映像はなく、ほぼ編集されず、ナレーションもない。壊滅状態のマリウポリの風景や生活を延々と撮っただけ。画に動きがあるのは、爆撃で亡くなった人の家から発電機を盗む様子ぐらい。
もちろん危険な場所には行くべきではないので、そのあたりが限界だろう。
申し訳ないが、映像作品としては最低評価。
ただし、この状況のマリウポリでカメラを回したことに敬意を表し、撮影の数日後に親ロシア派に殺害された監督にスコア1.0プラス。
命を懸けた戦場ジャーナリストの作品としては『マリウポリの20日間/実録 マリウポリの20日間』を。