ヒカル

アメリカン・フィクションのヒカルのレビュー・感想・評価

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)
3.5
アカデミー賞作品賞ノミネートの本作はAmazonの子会社MGM製の為、日本では劇場公開無しでアマプラで2/27よりサブスク入りしました。風刺コメディものでR18ですが、エロシーンは無いので子供が近くに居ても大丈夫です。


字幕に?が頻発するバグが特に前半は気になりましたが、ストーリー(照れ隠し的なメタ構造のラストを含む)、キャラクター(美人のお隣さんと弟さんが◯)、テーマ(記号化と白人の為の多様性への憤りと諦め?)、音楽、映像(折角の4Kを活かさんと謎にたまに美しい)の各要素がレベル高めのエンタメ作品で自分は配信作は小分けで観てしまうが一気観するくらいには楽しめました。


巻き込まれ型のストーリーはベタで先が読めて説得力も少し低めですが、執筆時の小芝居の面白い表現、流行作家との真面目な討論、賛否分かれそうなラストなど見どころは多めで良い作品だと思います。作品賞受賞は0.00001%くらいだと思いますが、こういう作品をノミネートに入れるのが白人にとっての多様性と訴えてる本作のテーマ?と更にメタ構造になっておりノミネートで既に役割を果たしているかと思います。(メタメタうるさくてすみません。)


オッペンハイマー1強らしいですが、5作品だけ観た私の作品賞順位は

1 バービー ☆5.0
2 落下の解剖学 ☆4.0
3 哀れなる者たち ☆4.0
4 American Fiction ☆3.5
5 キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン ☆3.0
です。


3/15のDUNE2迄観るものが無いので、人生初のネトフリでアカデミー賞関連作(マエストロ他9作品)を可能な限り観て3/11のアカデミー賞を楽しみたいです。
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