仲良し女子高生5人組のありふれた日常とたわいもない会話のギャグ漫画仕立てがずっと見てられます。そんな日常を打ち破るかのように巨大宇宙船が突如現れて東京の上空を覆い、まるでコロナ禍によって「ウィズコロナ」という言葉が生まれたみたいに、いつしか風景の一部と化していく世界。ニュースの天気予報士が「晴れのち影」って言うのが当たり前な日常となってしまっている“異常”な状況に、「なんか似たようなことが現実世界でもあるぞ」って思ってしまいます。
画力が凄くて、なんとなく知的。ギャグもツボを直撃してくれ、加えて予測できない展開にその先どうなるのか知りたい気持ちを掻き立てられてくれるのは浅野いにおの原作漫画のまんま。漫画を読んで楽しむノリでアニメでも楽しめるのが嬉しいですね。
それにしてもおんたんとおんたん兄はキャラ最高ね。それと『ドラえもん』もどきの『イソべやん』も大好き。昭和時代の漫画をしっかりと再現したような劇中劇な演出も素敵。浅野いにおは天才ですね。
時間軸の異なる回想シーンに頭が混乱状態です。次で解消されるのかな？
本作は二部構成の前編で、後編もまもなく公開されるみたい。本原作漫画は全部読めていなく、後編の展開も知らない状態なだけに待ち遠しいです。
