ディザスタームービーかと思わせるのは出だしのわずかな部分だけで。
メインのテーマは極限での人間の本質に迫るようなものだったり、このアパート一帯が世界の縮図であるかのような描き方になっていて。
ですが、終盤は902号室のヨンタクとは いったい何者なんだ? というサスペンス的な部分がメインになっていく構成で。
こんな状況になってしまいながら、住民たちに希望の光が差す…というようなラストではないんですね。
映画の軸としてヒューマニズムにアレコレ思いを巡らせつつ、最後の着地点は ちょっと こじんまりとした印象になってしまうトコもあったかな。
まぁエンタメ映画というのはそういうもんかな。
あとエレベーターが使えないと上層階は大変よ。