基本的に舞台はペンションの中という密室劇で、主要キャストは8人の男女のみ。
ということでコンパクトな作りでありますし、様々な状況も把握はしやすいですね。
物語としては事件というか、謎の出来事が起きて。そして 当然ながら、その真相は こんなことでした~となるわけで。
事件については、そうか…そうなったか…という感じで、正直 緊迫感の乏しいままに展開されて。
その真相も、そうか…そういうことでしたか…という感じで。ただ“三重構造”という説明がとても丁寧で、わかりやすいどんでん返しを表していて。
これはこれで面白かったですよ。はい。
ただ見終わっても、なんだろうな~という引っ掛かりはいくつか残ってしまったのですが。
決して面白くないわけではないけど。
そもそもの原作は“東野圭吾が1992年に発表した小説”なんですよね。
ざっくり言って、30年前のものですよね。
その間にも いろんな創作が世に出てきた中で、もしかしたらサスペンスとしては古いモノになっちゃってたりしないのかな。
今作が原作に忠実なのか、映画としてアレンジされているかはわかりませんが。
イマイチ アガらなかった理由がその辺りにあるんじゃないかと。
ちょっとそんなことを考えてしまいました。
演劇論を激論するやつ、めんどくさいねw