ヒカル

伯爵のヒカルのレビュー・感想・評価

伯爵(2023年製作の映画)
4.0
ネトフリの撮影賞ノミネート作。実写系映画でIMAXで観て良かったと思ったのはジョーカー、フォード&フェラーリ、トップガンマーヴェリックの3作品で撮影賞はジョーカーがノミネートされたのみなので自分の目がおかしいのか、基準がおかしいのか自分には謎の賞ですが、ネトフリにて視聴。(ネトフリのアカデミー賞関連作8作品目/10作品。アカデミー賞受賞式迄後2日の2024/3/9に視聴。)

舞台はチリ 登場人物たちはスペイン語ですが、ナレーションは英語の変則的な言語。もちろん意味があります。

伯爵は吸血鬼で家族と執事は全員外道。
そこに妙にエロくてクリスチャンなのに少々頭がおかしい謎の会計士が雇われて遺産相続の手続きを進めていくというお話し。

その会計士さんはフランス語も話し、伯爵に見初められるシーンは短いシークエンスなのに説得力があり、秀逸。

白黒でアート系かと思いきや歴史風味を安く済ませる為と耽美感醸し出し効果とグロ描写のレーディング下げるためだけの白黒(勝手な決めつけです。)で全く先が読めないエンタメ作品でエンタメ派の自分はかなり楽しめました。

撮影賞については合成映像の稚拙さを感じましたが、視覚効果賞では無いので関係なし?ノミネートの理由は良くわかりませんでした。撮影賞はNOPEで最高の撮影をしてたのにアカデミー賞でガン無視されたオッペンハイマーのホイテ・ヴァン・ホイテマで普通に良いと思います。
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