KnightsofOdessa

男になったらのKnightsofOdessaのレビュー・感想・評価

男になったら(1918年製作の映画)
3.0
[] 60点

そろそろ破壊神オッシー・オスヴァルダの補給を。今回は淑女らしく振る舞えと言われた良家のお転婆娘を演じている。庭で使用人たちとタバコ吸いながらポーカーをしていたら呼び止められ、窓辺で通りの男たちにお菓子を投げ与えていても呼び止められ、伯父のワインをがぶ飲みしても呼び止められ、淑女らしく振る舞えと行動を矯正される(後半は淑女じゃなくてもやるなよ)。その度にブチギレるオッシーの過剰な動きや表情はやはりコミカル。どうしても家から抜け出したいオッシーは男装して街へ繰り出し、パーティへ潜入する。このパーティ会場の過剰な人数は『牡蠣の王女』を思い出すが、全体としては物量戦というより『花嫁人形』のようなオッシー劇場で、ちょうど良く両作がブレンドされているような印象を受ける。残念ながらどちらにも突き抜けていないので両者には及ばないが。
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