“敵”の子どもたちを配信している動画配信サービス

『“敵”の子どもたち』の
動画配信サービス情報をご紹介!視聴する方法はある?

“敵”の子どもたち

『“敵”の子どもたち』に投稿された感想・評価

ワンコ

ワンコの感想・評価

3.8
【偏見】

いきなり話しは逸れるが、日本では優生保護法が長らく存在し、似たようなことが海外でも多くあったことから考えると、関係ないと頭で分かってはいても、親が過激派であれば、子供も似たような大人になると考える偏見に満ちた人はいるように思う。

この作品を観て考えることは、現代社会に突き付けられた宿題のドリルのようなものだ。

人を一人の異なる人格として認めること。

社会として子供の養育や教育に取り組むことの重要性。

差別や貧困が少なくなるように社会として取り組むことの大切さ。

短絡的な差別思考の前に考えることはあるはずだ。

先般、9月1日、関東大震災でのデマをきっかけに殺害された朝鮮半島出身者や中国人を慰霊する式典で、自分たちも慰霊をすると計画書を提出した右翼団体が東京都に排除されると、途端に「鮮人(朝鮮半島にオリジンのある人に対する別称)は祖国に帰れ!」とか始まって、こうした連中は明らかに偏見から抜けられない輩で、本当にやれやれと思う。
snatch

snatchの感想・評価

-
世界にはこんな問題も…
内容に触れています

イスラム教に入信しISIS(イスラム国)の戦闘員と結婚したスウェーデン女性。でも夫婦はシリアでの掃討作戦で死亡、7人の子供たちが残され難民キャンプにいる
女性の父であるパトリシオさんは孫たちを自国へ連れて来させたいと願いシリアへ…

この難民キャンプにスウェーデン人の血をひく子どもたちは、この7人を合わせて80人いるというのに驚いた。他の国々とのハーフの子供も合わせたらもっといるのだろう…

パトリシオさんは孫たちに罪はない、憎しみの連鎖が始まる前に連れ出したいと話す。が、スウェーデン政府からは自国民とは認めるのは難しいからシリア政府等との交渉も進まず…またマスコミ報道を見て、SNSでもシリアから帰ってくるなと批判に晒される

初めて知る事実ばかりだった
ドキュメンタリーの構成としては、ほぼ結果待ちの時間が多く起伏が作りにくいから集中して観ているのは少々つらい

7人の子供が登場し、パトリシオさんの別れた妻で、娘と一緒にイスラム教に入信した妻が登場してからの騒動が1番起伏あった…妻は1ミリも引かない。娘の希望通りイスラム教徒としてここで孫たちを育てたいと。絶対歩み寄らない、分かり合えない…

今、スウェーデンで子供達は里親の元で育てられているそうです。爺ちゃんと時々会って元気に育って欲しい!
娘がイスラム過激派組織「ISIS」に参加して死亡し、遺された7人の孫を救うことを決意した男性の命がけの旅を追ったドキュメンタリーは、SNSでは「敵の子どもたちを連れて帰るな」など大量の批判や、スウェーデン当局も解放に前向きにならない中、危険で衛生環境も悪い難民キャンプから孫を救い出す為の闘いが描かれる。
スウェーデンで暮らすミュージシャンのパトリシオ・ガルベスの娘アマンダは、同国で最も悪名高いISISメンバーと結婚し、2014年にカリフ国家建設に参加するためシリアへ密航する。
娘は帰国の説得にも応じず、パトリシオに支援を求めてくるが、ISISにお金が渡る恐れがある為に断らざるを得なかった。
そして2019年、ISIS掃討作戦により娘は夫とともに殺され、1歳から8歳の子ども7人が遺されてしまう。
パトリシオは危険を顧みずに孫たちを救い出すことを決意し、援助団体への連絡を続け、遂に孫たちがシリア北東部の難民キャンプにいることを突き止めた彼は、シリアとの国境近くのイラクの都市へと向かうが、様々な困難が立ちはだかっていく。
果たして彼は無事に孫を救い出すことは出来るのだろうか?

『“敵”の子どもたち』に似ている作品

ラッカは静かに虐殺されている

上映日:

2018年04月14日

製作国:

上映時間:

92分
4.0

あらすじ

戦後史上最悪の人道危機と言われるシリア内戦。2014 年、その内戦において過激思想と武力で勢力を拡大する「イスラム国(IS)」が制圧したシリア北部の街ラッカ。かつて「天国」と呼ばれ、穏やか…

>>続きを読む

日本人の忘れもの フィリピンと中国の残留邦人

上映日:

2020年07月25日

製作国:

上映時間:

98分
4.0

あらすじ

戦後75年目の残留。生き別れた者が伝える、日本という国の今。「私を日本人と認めてほしい!」-フィリピン残留日本人 。「私は日本人。でも言葉がわからないの!」-中国残留孤児。太平洋戦争以前、…

>>続きを読む

“死刑囚”に会い続ける男

製作国:

上映時間:

79分
3.2

あらすじ

「今朝は死刑を執行される夢を見て、目が覚めました」。最高裁で死刑判決が出た翌日、奥本章寛死刑囚は、面会室で記者にこう打ち明けた。奥本死刑囚は2010年、宮崎市の自宅で生後5か月の長男、妻、…

>>続きを読む

娘は戦場で生まれた

上映日:

2020年02月29日

製作国:

上映時間:

100分
4.2

あらすじ

いまだ解決をみない未曽有の戦地シリア。ジャーナリストに憬れる学生ワアドは、デモ運動への参加をきっかけにスマホでの撮影を始める。しかし、平和を願う彼女の想いとは裏腹に、内戦は激化の一途を辿り…

>>続きを読む

バハールの涙

上映日:

2019年01月19日

製作国:

上映時間:

111分
3.7

あらすじ

女弁護士のバハールは愛する夫と息子と幸せに暮らしていた。ある日クルド人自治区の故郷の町でISの襲撃を受け、男性は皆殺されてしまう。バハールは人質にとられた息子を取り戻すため、クルド人女性武…

>>続きを読む

ワタシタチハニンゲンダ!

上映日:

2022年08月19日

製作国:

上映時間:

114分
3.9

あらすじ

2021年3月、スリランカ人女性ウィシュマ・サンダマリさん(33)が名古屋入管で死亡した。彼女の死は長年ベールに包まれてきた入管の闇を明らかにするとともに、公権力による外国人差別の歴史を象…

>>続きを読む

監督

ある人質 生還までの398日

上映日:

2021年02月19日

製作国:

上映時間:

138分
3.8

あらすじ

怪我のために体操選手の道を断念したダニエルは、ずっと夢だった写真家に転身。戦争の中の日常を撮影するため、シリアの非戦闘地域を訪れた。だが現地の情勢が変わり、ダニエルはISに誘拐され拷問を受…

>>続きを読む

パレスチナ1948・NAKBA(ナクバ)

製作国:

上映時間:

131分

ジャンル:

3.7

あらすじ

60年代末、共同農場・キブツで過ごしていたフォトジャーナリスト・広河隆一は、パレスチナ人の村・ダリヤトルーハに居た住民を探すことに。ある姉妹と出会った広河は、彼女たちのその後も追い続け、1…

>>続きを読む

関連記事

2023年9月公開予定の映画一覧(洋画編)【『ホーンテッドマンション』『アステロイド・シティ』「ジョン・ウィック」最新作など】