犯人の病的な妄想のシーン凄まじい。次々とフラッシュバックで絞殺のシーンが挿入され、現実と妄想の境目がわからなくなる。登場人物が犯人の妄想世界ではごちゃごちゃになる。極め付けは取り調べ室で妻を思わず絞…
>>続きを読む全体的によく見るとかなりシンプルな出来だが、演出がとにかく面白い。この年代とは思えない奇妙だがちゃんと意図を感じられる硬派な演出がまさに、"職人監督の腕が光る良作"って感じ。そういう映画はしばらく見…
>>続きを読む画面分割に何の意味があるんだよと思っていたら、薄暗い方の画面に写っている物が死体だと、扉を開けた瞬間に判明するシーンで度肝を抜かれた。画面を割ること=切り取ることのメディア性とか、異常と正常の違いは…
>>続きを読むスプリット・スクリーンを多用して、犯人と犠牲者、死体とそれを発見する者、警察による様々な捜査場面を同時に観せるリチャード・フライシャー監督のスタイリッシュな演出が冴えわたる実録犯罪映画の大傑作ですね…
>>続きを読む【映画の「魔」】
黒沢清が『CURE』『蛇の道』を作る際に参考にした異常心理サスペンス。今観てもかなりはハイブローで危険な映画と言える。
分割画面を駆使した映像テクニックとじわじわ煽るような長回…
『VORTEX』で画面分割に興味が湧いたのでそれ繋がりで。60年代にボストンで実際に起こった女性の連続絞殺事件を題材にした犯罪もの。ひとり暮らしの女性を次々に殺害する犯人とそれに振りまわされる警察と…
>>続きを読むこのレビューはネタバレを含みます
絞殺魔
傑作だった。この映画は実話をベースにしているが実話映画系にありがちな事実をなぞっただけで突き抜けた面白さがないということがない。そのゆえんは何といっても語り口の巧さだろう。スプレッドスクリ…
マジでおもしろかった
最近見たヘルハウスでも初めに、この映画は〜ブラブラブラ
みたいな始まり方するのワクワクする
画面分割で大勢の人間の不安を描写したり、死体発見の画面構成もかなりよかった
…
かっちょええ。
フライシャーの映画は、映像的には奇抜なことやってて技術がたくさん詰まっているのが素人目にもわかるけど、妙にニュートラルでいやらしさが全然ない気がする。職人感がすごい。
例えば音楽を…