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コンサート・フォー・ジョージ

『コンサート・フォー・ジョージ』に投稿された感想・評価

桃龍

桃龍の感想・評価

3.5
ミュージック・ライフの元編集長・東郷かおる子さんが『エリック・クラプトン アクロス24ナイツ』のトークイベントで激推ししてたので鑑賞。
エリック・クラプトン、ポール・マッカートニー、リンゴ・スターがステージに揃い、彼らをおじさんと呼ぶ息子さんがそっくりで、まるでジョージ・ハリスンが生きかえったよう。
インド楽器が"オーケストラ"編成で素晴らしい。
モンティ・パイソンのショートコントにトム・ハンクス出て嬉しそう。
ワンコ

ワンコの感想・評価

5.0
【ジョージに会いに映画館に行く】

日本でもこんな最高なコンサートがあれば良いのにと思わせるが、世界中の人が映像で楽しめるんだから、それはそれで良い。

ジョージはいないけれども、ジョージが確かにいるように感じられるコンサートだ。

映画のフライヤーには、クラプトンやリンゴ、マッカートニーが云々と書いてあるけど、それだけじゃない。トム・ハンクスまでいて本当に楽しそうだ。

僕のジョージの作品の入り口は、中学1年の時に従妹の家で聴いた「リボルバー」のなかの「タックスマン」なのだけれども、従妹にタックスマンって何?って聞いたら、多分、税務署の人って教えてくれて、なーんだ、ウルトラマンとかと違うんだとアホな感想言って笑われたのを覚えている。歌詞の内容がよく分からないと言ったら、ちょっとは英語のできる伯父が、いくら頑張って働いても、税金を払ったらほとんど使うお金は残らないということだと結構大笑いしながら教えてくれた。その後、働くようになって、税金を払っても、まあある程度は残るけれども、税金は高いよなとか、それでも当時の「ゆりかごから墓場まで」のイギリスよりはましかなんて考えるようになって、けっこう僕も大人になったと思う。

ビートルズは、いろいろあって解散したけれども、”大人”になって方向性が違ったのだし、それでも、こうして残ったものとプラスアルファで再結集して楽しくできるのだから、皆良い大人になったのだと思う。

映画「Meeting the Beatles in India」のレビューでも書いたけれども、アルバム「The Beatles (通称「ホワイト・アルバム」)」の中の、ジョージの「While My Guitar Gently Weeps」の録音にリード・ギターとして招かれたクラプトンが、映画の終盤にこの曲を歌ったときはジンとくるものがあった。クラプトンは、「Give Me Love」や「Isn't it a Pity」が好きと言っていたけれども、「While My Guitar Gently Weeps」はやっぱり名曲中の名曲だと僕は思う。「Here Comes the Sun」や「Something」は、ファンが多い曲だと思うけれども、こうした曲も演奏されますよ。

因みに、観客が横断幕「My Sweet George」を掲げていたけれども、これは「My Sweet Lord」をもじったものだし、ジョージのファンはやっぱり多いんだなと改めて思った。

Apple MusicでジョージのEssentialsを開くと、人気の曲のリストだけで80曲もあって、4時間越えだ。やっぱり、すごいなと感心もした。

是非、ジョージはいないけれども、ジョージに会いに映画館に足を運んでみてください。
「ビートルズの四人の中だったら誰が好き?」
「ん?、オレはジョンだな」
「......」

私がビートルズを聴き始めたのは中学生の頃。丁度ジョージが「ジョージ・ハリスン帝国」という新しいアルバムを出した頃です。
秋葉原の電気街のレコードコーナーをあちこちの店を巡って最終的に購入を迷ったのが、ジョンのベストアルバムか?ジョージのニューアルバムか?の二択。
結局私が人生初!自分の小遣いで買ったLPレコードは..
ジョージのものでした。

彼の代表曲をこれだけまとめて聴いたのは初めてだったのですが、こんなに優しい曲ばかりだったのかと改めて思いました。
ジョンにもポールにも絶対書けないし歌えない曲ばかり。
ソングライターとしてのジョン、ポール、ジョージを比べると曲調の差は明確です。大雑把にいうとジョンはロックっぽく、ポールはなんでもござれ、ジョージは叙情的。シンガーとしてはジョンはロックっぽく、ポールは芸達者、ジョージは甘くて繊細。
ジョージ、これは明らかに女性リスナーのハートをガッチリと捕まえるのに充分な条件が備わっているではないですか。
劇場には私より年上の一見してビートルズ世代とわかる紳士淑女が大勢来場しており、終映後はグレッチを構えたジョージが大きく写る映画ポスターの前で記念撮影をする淑女の皆様が順番待ちしていらして実に微笑ましい光景でした。
もちろん男性のファンも多く、何よりこうしたコンサートが開催される事実がそれを証明しています。
クラプトンを始めポールとリンゴは勿論のこと腕利きのミュージシャンが参集して、ジョージそっくりの息子ダニー君を取り囲んでいるのを観ていると、まるでジョージ本人がステージにいるようで目頭が熱くなります。
私としてはこの場にジョンがいたらなぁという思いが沸いてきます。

最初から最後までこんなにハートウォーミングで優しい雰囲気のコンサートフィルムは初めて観ました。
ジョージ・ハリスンでなければ成し得ない2002年、彼の一周忌の追悼コンサートでした。

※「ジョージ・ハリスン帝国」収録の"You"を演って貰えたら更に良かったのにぃ。

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