関心領域の作品情報・感想・評価

[アウシュヴィッツの隣で暮らす一家の日常]　50点

2023年カンヌ映画祭コンペ部門選出作品。2024年アカデミー国際長編映画賞イギリス代表。ジョナサン・グレイザー長編四作目。1943年、アウシュ…

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淡々としすぎて眠たくなるほどだった。
退屈でどこにでもある家庭、生活のあちこちに、違和感が潜んでいる。こういう映画だと知って観ているから気づけるけど、「いともたやすく行われるえげつない行為」でも人間…

あんな距離なんてないところで生活できるなんて。
怖い、なんて思ったけれど。

でも、映画を見ている私たちも一緒。
距離があると思っているところで起きている戦争、内戦、災害も知っているし距離なんてない…

世の中で起こっている戦争やそれに伴う惨劇は、自分が思っているよりもずっと自分の生活に近いところに存在する。目には見えないがじっと耳を澄ませば聞こえる人々の叫び、人体が破壊される音。視覚化すると間違い…

アウシュヴィッツ収容所の隣で暮らしてるヘス一家の話。といってもわかりやすいストーリーがあるわけではなく、夫婦の関心ごとは目下のところヘスが栄転になって引っ越さなければならなくなるんじゃないかってこと…

評価するのがすごく難しい映画。
だからとりあえず3.0にした。

面白いか面白くないかで言えば面白くはない。

「娯楽」として観るための映画ではない。
だから起承転結も特にない。

ただただ淡々と一…

ジャミロクワイの「Virtual Insnity」のMVを撮影したジョナサン・グレイザー監督の話題作。

音響にこだわっている音の映画でもあるので、劇場で観るべき作品だろう。

ストーリー自体はさほ…