さとし

落下の解剖学のさとしのレビュー・感想・評価

落下の解剖学(2023年製作の映画)
3.9
これはある閉ざされた雪の山荘でっていう設定の感じが出ていましたね。

名演の応酬でした。フランス語はわかりませんでしたが、英語の部分と雰囲気を味わえるいい映画でした。裁判劇やミステリー要素も良かったんですが、あの夫婦喧嘩は凄まじかったですね。なんというかシナリオ通りの夫婦喧嘩という感じは全くしなくて自然な流れるような感じでした。もうこの二人は夫婦としては終わっててアレがトドメだったみたいですね。あれはなかなか作ろうと思っても作れないですね。昔見たドラマで夫婦というのがあり田村さんと黒木さんが出ててアレを思い出しました。凄かったです。

あとすごいのはダニエルを演じた子役の子ですね。なんかあの夫婦喧嘩の音声を聞いてよく法廷から出ていかなかったなという印象です。ダニエル自身が法廷に残りたいと言い出したのでしょうかね。フランス語がわかりませんが大人の世界に踏み入れた子供はロクなことにならないんだと思いました。この作品パルムドール受賞作品だったんですね。監督は女性で4作目の長編でパルムドールを受賞したとか歴史になを残した感じですね。裁判劇にしては現代的で色々とIT面でアップグレードしてるなという感じです。あと印象に残ったのはフランスの法廷っていつ誰でも自由に喋っていいのかそこら辺は疑問に思いました。もう少し説明して欲しい気もします。

まあ、面白かったです。
色々と演技面で勉強になりました。
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