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チネチッタで会いましょうのねねのレビュー・感想・評価

チネチッタで会いましょう(2023年製作の映画)
3.5
日本公開よりも一足先にパリの映画館で見ました。日曜日の夕方で小さい上映室とはいえ満杯。昔からのファン層に加え若い人達も。監督の人気ぶりが伺えます。モレッティは相変わらず見る者に独特の映画体験をさせてくれます。自分が自分の役で出ていてそれを自分が監督する。熟練映画人が映画造りをしながらその苦労と日常生活の色々をこなす様をユーモアを含めて描く。登場人物に路上でダンスパーティーさせるのがマイブームなのか?そしてマチュー・アマルリックが、何故か途中で抜けてしまうプロデューサー役で登場。モレッティと電動キックボードで夜のローマの街をスイスイ駆け巡るさまは昔のスクーターでの徘徊を思い出させてくれます。そしてお金が無くなってロケ休断の窮地に現れたネトフリとのゴタゴタ。やっぱりモレッティの映画はネトフリには無いようですね。あと救世主の韓国人のプロデューサー連とその通訳さんがどう見ても韓国人に見えませんでした。
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