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唇を閉ざせのねねのレビュー・感想・評価

唇を閉ざせ(2006年製作の映画)
3.3
フランスの地上波で鑑賞。評判どおりで見て悪くは無かったけど、全ての登場人物が必要不可欠だったのか極めて疑問。最後30分の真相解明も不自然な設定で急に進行するし。今までのせっかくのゴタゴタが何だったのか?あと主人公の妻とか姉(?)とかの女優が現実感が無いし、あの謎の女殺し屋も然り。リュック•ベッソンが制作に関わってるらしいからそっちの趣味なのか?演出は所によっては今では考えられない水着姿の幼い子供同士のキスとか、女性への暴力描写とか。そしてパリ環状自動車上のロケとかよくやったなと驚きます(スタントマンでしょうね) 車の玉突き衝突のシーンもお金かかってそうだし。ノスタルジックな甘い回想場面はカネ監督で街場のアクションや暴力描写はベッソンの担当だったのかな。

2006年制作といえど、今と時代が全然変わってしまっている。ノーパソやデスクトップでヤフーメイルを開けてた時代。唯一今もあんまり変わってないのが名優デュソリエ。怪優ですね。劇中「退屈な引退生活ですよ」のセリフで登場しますが、ここでピンと来れた人は鋭い。
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