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ジャンヌ・デュ・バリー 国王最期の愛人のねねのレビュー・感想・評価

3.0
年末機内で観ました。ここで演じられる初々しいマリー・アントワネットとルイ16世、目新しいのは、後者の姿が「史実」に近い大柄で「美青年」である事。で彼は主役のデュバリー夫人を演じたマイウェンという仏のマルチタレントの実の息子だそうです。

ルイ15世の寵臣で従僕ラ•ボルドを演じる俳優はコメディーフランセーズ所属の実力派で良い味を出して居ました。シナリオ全体が登場人物の人間性をあまり深掘りしては居ませんが、この役だけは役者の演技力で人物像の表現が突出しています。

もうすぐ日本で公開されるようですけど、宮廷の再現が豪華絢爛でジョニデが寡黙なルイ15世(貫禄)なのでそれなりの期待感はあるでしょうね。プロデュースかつ主役のマイウェンは骨ばった味のあるお顔をした国籍人種年齢不明な風体の人ですが、そんな彼女がフランス国王の公妾を演じられるのも今の時代を体現してると言えましょう。
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