光石研はそこに本当に存在しているかのように演じるのがすごい。
老いや病気をきっかけに自分の人生を振り返っても、過去を美化したり後悔のないように一念発起して生きなおそうとしたりしないのが良かった。
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冒頭、高齢の父親が入居している施設に手土産を持って訪問する光石研演じる息子が、おそらく父親に向かって声をかける。だが、視線の先にいるであろう父親をなかなかカメラは映さない。そして横並びになった父親と…
>>続きを読む舞台のような。
光石研ひとり芝居みたいな感じだった。
もちろん妻子や友人、教え子なんかも
出てくるけど、光石研の出ないシーンがない。
59歳とかだと若年性認知症って設定だと思うけど、本人割としっかり…
認知症ってのはひとつの要素に過ぎなくて、それによって今までの人生をえぐられていく、なかなか重い映画だった。
良かれと思って取ってきた言動が、時間が経ってからすごく無責任でおざなりなものだった、と気付…
光石研が喋れば喋るほどその発言の意味性が失われて対話は成立せず動けば動く程空回りして虚しさが立ち昇る。この圧倒的な人生の何も無さのリアリティ。夢にまんまと逃げ切られて期待なしの現実を光石研と観客にに…
>>続きを読む怖い映画だ
ただのおっさんの空回りではないんだよね
今迄の自分ではいられないのか
さむくても思った事を言ってしまう
言ったところで好転する訳でもなく
一方通行、、。
女性達の動じないようにしている様…
©2022『逃げきれた夢』フィルムパートナーズ