フォローしてる方々の高評価をみて劇場へ、
たしかにやさしい映画だ、これは。
原作未読。作者の瀬尾まいこ氏自身も劇中の登場人物と同じ病気の診断を受けたとのこと。
自分のことは助けられないけれど、誰かを助けることならできる。3回に1回なら助けられるかもしれない。
思い悩む自分の意思とは関係なく、地球はまわって朝が来る。明けて欲しい夜もあるし、ずっとこの夜が続いてほしい。たしかに、そう思う時もある。
自分にはどうすることもできないことが山ほどある(社会の仕組み、病気 etc…)。
それでも、夜が明ける。
小さな人間(わたし)を描いた作品だけれど、宇宙という大きな存在(自然の摂理)の中に組み込まれた自分って、一体何なのだろう?よく考えると不思議だなぁ、とふと思った。
そして、友情ともちょっと違うし、恋愛でもない。ただ、何かに悩む”あなた”の力になりたい。そんな人たちを描いた作品だから、やっぱりやさしい。
“人たち”としたのは、そう思ってるのは主人公2人だけではないから。あの2人に関わる人たちは、みな自分のできる範囲で、何かわたしにできることはないか?と想いを巡らしている。
「遺した想いは、時を超えて紡がれる」を地でいくラストは思わずじーんときた🥲
以下、雑記
例に漏れず、自分も髪切るシーンは劇場で声出してワロタ🤣
全員お芝居が自然でこういう演出好きです。
『ひらいて』の芋生悠さんも少ない出番ながら印象的✨
個人的には、説明しすぎないお話であるとこがかなりよかった。社長の弟、上司の姉、山添の彼女、等々のエピソードはもっと掘れるのに、あえて行間を観客に埋めさせるところが好み。
あと会社が定時前いつも暗いのに途中から笑けてきました。節電ってあるから、電気つけてないんでしょうか?笑
仕事中ケータイ届けに行って、たい焼き買って帰って許される会社。こんなとこに自分も勤めたい😭(切実)