このレビューはネタバレを含みます
後からじわーっと来る良い感じの映画。メインビジュアルがめっちゃセンス良いなと思って鑑賞。
あらすじをちょっと読んだ感じだと、『恋人たちの予感』的なストーリーなのかと思ったら全然違いました(笑)
或いは、もっとドロドロした恋愛映画なのかと思ったら凄く上品な良作でした。只の幼なじみなんだから、そもそもドロドロしようが無い(笑)
誰が言ったのか忘れましたが、過去の恋愛を、女は上書き保存、男はフォルダーに分けて保存するんだそうです。
子供の頃、初恋と言えるのかどうかなビミョーな感情のまま親の都合で離れ離れになり、その後Facebook→Skypeで再会を果たすも、しっかりした恋愛に至らぬまま再び袂を分かち、そして24年振りに再会を果たす。はっきりと関係が始まったり終わったりしていなかったからこそ、このストーリーは成り立つんでしょうね。
そして、24年振りの2人の再会のシークエンスで、回転木馬が、“反時計回り”に廻っているというのが、映像的キーで(全然気が付かなかったですけど)
…決して2人の時間が戻ることは無いのですが…。
인연?縁?運命?
オスカーはノミネートだけで獲れなかったけれども、監督デビュー作で、このセンス。最初からグローバルなマーケットを意識して撮っているか、国内でヒットすればペイしちゃう市場で撮っているかの差はデカイかな?
お勧めです。
※ヘソンと悪友達が居酒屋で飲んでるのは、韓国焼酎『チャミスル』ですよね? あんな感じでショットグラスに注いでパカパカ、ストレートで呑むのかしらん?