好きな食べ物は？と聞かれて「白米」と答える人がいないように、好きな映画は？と聞かれても「タイタニック」とは言わない。
何度も観ているけどちゃんと泣いたぁ
小学生のときに母に付き合って映画館で見て、映画ってこんなに感動するんだってはじめて思った（たぶんよくは解ってなかったけれど）
その後母が買ったビデオ（なんと２本立て）でも見ていたので、白米食べたことない人いないくらいに観てない人はいないと思ってたけどこれ、もう公開から25年経ったんだ😱
なのに全く古びてない。
スケールもセットも音楽も極上で、ラブもスリルもドラマも小刻に、どのキャラクターも観客も置いてかない。レオに恋しない女の子もいない。
どんな風に船は沈むのかきちんと説明してくれるしその必要もあったし、設計者と名もなき犠牲者にスポットを当てずにこの映画も存在しないのだー
死を覚悟したあと、自分のいない後の恋人の人生を思って決して諦めないことを約束させる最後・・ダイヤなんかじゃなく、自分自身を幸せにするための言葉を贈るシーンで嘘じゃなくほんとに涙が流れた…..
スクリーンで観ると感動が倍になるのは、タイタニックの雄大さに圧倒されるのと同時に、事故の悲惨さもよくこんなに丁寧に描いたというくらい痛ましさを直球で受けるから。
階級社会やクルーの奮闘や葛藤まで描いてて情報量も多く、素晴らしく濃密な三時間です。
美しく悲しい。
ファーストにしてベスト。
