荒野の狼

リベンジ・スワップの荒野の狼のレビュー・感想・評価

リベンジ・スワップ(2022年製作の映画)
1.0
ものすごい体臭があるのに、それを洗い落とさず厚塗り、更にその上からキツい香水をぶっかけたような女性が、あなたのいるエレベーターに乗ってきたとご想像ください、そういうテイストの映画です。バタ臭さを通り越してチーズになっている。
これほど男性から見て嫌だなあと思う女性の本性、つまり根は無精なのに着飾っている正体を見せられると、やっぱ世の中アンチウーマンやホモが増えるのもさもありなんと思わせる。だったら遠ざければいいのに、だから出てくる男どもはみんな表皮ツルリの(うじ)虫のよう。これが2020年代を代表する青春映画の傑作、ネトフリtop tenの一位だというから萎(な)える。この女性監督の制作意図が一体どこにあるのか興味深い所だが、そろそろ我々も彼女たちの発する英語の発音が、いかに日本人の耳に気持ち悪く馴染まぬかに気づいた方がいいと思う。彼女らの喜怒哀楽にあって、まさにそのイコライザーがぶっ壊れたようなそれでいて自信満々な所作を見ていると、味噌と糞の判断がつかなくなってしまうのは、私だけだろうか?盆栽とのコントラストは、なかなか示唆的ではある。
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