ShuheiTakahashi

美と殺戮のすべてのShuheiTakahashiのレビュー・感想・評価

美と殺戮のすべて(2022年製作の映画)
3.7
ドキュメンタリー映画として見ると微妙。
構成が散漫な印象。
あっちいったりこっちいったりで、集中しきれない。
写真をスライドしながら淡々とナレーションされても観る方はキツい。
ただ、自分にとっては今見ることができて良かった。

自分も、創作活動をしているが、改めて社会に媚びるのはやめようと思った。
自分の伝えたいことは、社会的で政治的で、多くの人に伝わらなければ意味がない。
だから売れなければいけないのだが、売るために、自分の何かを曲げたり、自分を殺したり、売る為の努力はできないなと感じた。

社会に伝えたいのにその社会が嫌いなので、地獄だが、地獄を生きるしかない。

色々と表現する方法はたくさんあると感じたし、まだまだ諦めるつもりはない。
足掻き続ける。

音の使い方が大事だなと今は考えている。
後は映像表現にも挑戦していきたい。

ナン・ゴールディンのように声に力がある人が立ち上がると強い。
そして結局は数なのかなと感じた。
自分には関係がないとする人間ばかりだから、中々社会を変えるのは難しい。
どれだけ、自分事にできるか。
ShuheiTakahashi

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