全5部作の4作目。TV版はいまいちよく分からないままながらも一応観ていたので、その印象と比較する感想になります。
またまた本作から新しい勢力が増え、おまけにその勢力にもまた2派閥が登場してさらにややこしい事に……。とは言えそういう事情であるらしい事は特に外部テキスト等で調べなくても一応把握は出来たので、やはり3作目まで同様、その辺の状況の描写は大分整理されているんだろうと思います。
しかしTV版だとこの勢力とキャラクターの数で描写がこれより整理されてないのなら、そりゃ普通に観てるだけだとよく分からなくなるよな、という変な納得感がありましたね……。
それにしても、フォトントルピードという武装の凶悪さはヤバすぎましたね……。その後のGセルフ vs マックナイフ戦といい、全く見覚えが無くてこんな強烈なシーンを覚えてないくらい印象が薄れてるのか……と自分の記憶力に軽い絶望を感じていたんですが、本作では3作目よりも圧倒的に新規映像の割合が増えており、実はどっちも新作シーンだったというオチだったり。どっとはらい。
あと一言、マスクは人の事言えた義理か。
ところでベルリはアイーダをもう一貫して「姉さん」と呼んでいて他のキャラから「割り切ったみたいだね」というようなコメントをされていましたが、あれが本当に事実を受け入れられたのか、それとも認識を自ら上書きしようとあえてやっているのか、前作での感情表現がかなり強く、受け入れる過程の方はあまり描写されなかっただけにちょっと気になります。
次作が完結作のようですが、この物語がどういう展開と結末を見せるのか、また楽しみたいと思います。
