たまにはこういうドキュメンタリーも面白い。
詐欺師もここまで行くとめちゃくちゃ有能よね。
嘘は次の嘘を呼ぶから、どんどんと複雑になっていってやがて崩壊するのが常だけど、彼の場合はその危ない橋を軽やかに渡り続けていたんだよね。だから、違法行為を働かなくても十分にビジネスで成功する素養があったんじゃないかな。クソ野郎だけどね。
引っかかってしまった彼女たちにスキがあったのは事実だけど、こんな当代随一の詐欺師にあたる0.01%くらいのリスクは普通無視するのが当たり前。彼女たちを責められないね。
これ、どうやったら避けられたんだろう。
付き合って1ヶ月の熱々のタイミングで、恋人から「助けてくれ」って言われたら、助けたいと思っちゃうよね。おれおれ詐欺と基本的には同じ、人間の心理につけ込んだうまいやり方。詐欺を疑って協力しなかった結果最愛の人を失うくらいなら、騙されて自分の財産を失う方がマシ！って思っちゃうよなあ。
第三者、詐欺の手口に詳しい法律家とかに相談するくらいかなあ、やれるとしたら。
まあこの女性たちは、インタビュー聞く限り詐欺の可能性なんて全く頭に浮かんでなかったみたいだけど。浮かんだとしても、って話よね。
