恋は盲目。
依存も執着も盲目。
ペトラフォンカントの苦い涙のリメイクの様ですが、オゾン監督の“毒気”が端々に効いていて、なんだか好き~~💕
イザベル・アジャーニの美しさは健在。
まぁ、“片思い”の作品なのよね。
でも、“片思い”の甘酸っぱさは皆無。
極めて滑稽で、過剰なほどに露悪的。
恋愛沼に嵌った人間の愚かさを痛々しい程に表現していると感じる本作。
そうよね、実際の恋愛なんて、少女漫画みたいにキラキラ✨してないことの方が圧倒的に多いよ。
なんて思って、腕を組んで頷いちゃったわ。
恋に身を焦がすチャーミングな太っちょおじさんにロックオンされる青年のビジュがイマイチという意見も多く目にした。(私は、素敵な男子💕って思ったんだけどね(^^;)
でも、それでいいのだわ。
これこそが、恋のイナズマ。あばたもエクボ💕
そしてそして、魅力的なキャラクターがうっすーい身体の秘書カール。
ラストの彼の振る舞いの爽快感たるや!!
自身の若き日の浅はかな恋を想い出してちょっと照れ臭くなるような作品かな。。。