再見。メリル・ストリープは好きじゃないのにこの作品は好き。偏愛
メリル・ストリープは好きじゃないけどクラリッサのことは要らぬ応援をしてしまうし、ジュリアン・ムーアの““ママ””はあまりにも残酷なリアリティに叫び出してしまいそうだし、ニコール・キッドマンのヴァージニア・ウルフは本当に素晴らしくてただただ観入ってしまう。端から端まで苦しい気持ちで溢れていていつまでも泣いていられる。
ヴァージニア・ウルフの遺書に象徴されるようにこの作品には生きていくことのかなしみと愛とがこれ以上ない程に詰まっている。わたしがこの世を去る時には同じ言葉を夫君へ贈りたい