「俺たちは、ここにいる。」
街で一目置かれる真島真（マコト）は親友のマサらと遊びまくっているチーマーくずれ。西口公園で出会った女子高生・ヒカルらと仲良くなり、やがて様々な事件に巻き込まれていく。
堤幸彦が演出を、宮藤官九郎が脚本を手掛けた。石田衣良の小説をドラマ化した、池袋を舞台に今時の若者を等身大に描いた青春群像劇。
伝説のドラマ。クドカンの出世作。これぞ平成アウトロー。毎話テーマが売春、ネズミ講、覚醒剤、ヤクザ、カラーギャング…。当時の規制の緩さ最高。地上波で流せる訳ないけど、今の時代にはない良いものが沢山あった。あのブクロが今ではオタクと中国人の街って…。キャラの濃さ、演出の癖の強さは毎度お馴染み。小ネタのオンパレードだけど全く寒くない。渡辺謙を邦ドラで観るのは初めてかもしれない。山Pはこの頃から少し苦手。
「悪いことすんなって言ってんじゃないの、ダサいことすんなって言ってんの」
「池袋のトラブルシューター」と「G-Boysのキング」マコトとタカシあっての「I.W.G.P.」。カリスマとは彼らのこと。2000年代初頭のストリートファッションが似合い過ぎる。当時ジャニーズだった長瀬智也はアイドルとは別物の格好良さ。役柄や関係性は違えど『デュラララ!!』の平和島静雄と折原臨也が思い浮かぶ。マコちゃん＝静ちゃん。
10年振りの鑑賞。TSUTAYAで毎週レンタルしていた頃が懐かしい。キングがインスタで呼びかけていたのでNetflixで観た。正直、今見返したらツッコミどころ満載で、ラストも結構な雑さ、その他色々と粗は目立つものの最終的にキャラ愛と演出の強さが打ち勝つ。キングとG-Boysのスピンオフが無いのが不思議なくらい。Sads「忘却の空」が流れれば一発で虜。平和になったブクロを聖地巡礼してきます。
窪塚洋介×忘却の空
「Dr.Stick」のブランドムービー
https://youtu.be/fqixchixAXs
