しゅうへい

ウォーキング・デッド シーズン11のしゅうへいのレビュー・感想・評価

4.0
シーズン開始から12年と169エピソードにわたり展開してきた壮大な物語がついに完結へ。

ベストセラーのアメコミ『The Walking Dead』を原作とし、“ウォーカー”と呼ばれるゾンビがはびこるアメリカを舞台に、人間たちが時にぶつかりあいながらも生き抜く術を模索していく革新的ドラマ。

多くの伏線が回収されないまま幕を閉じた。今後のドラマシリーズで語られるはず。途中離脱した主要人物の行末がどのように描かれるのかが楽しみで仕方ない。『ウォーキング・デッド』は永遠に不滅。

ウォーカー(ゾンビ)との遭遇。逃げた先のコミュニティで一悶着。巨悪となる存在との対峙。平穏が訪れると新たな来訪者。仲間の死を乗り越えながら彼らは固い絆に結ばれ、外界でのサバイバル能力や敵組織との心理戦が長けてくる。多方面への配慮はシリーズを追うごとに増えたが、とても自然でそれぞれの役割の担っていた。終始ワンパターンな展開だけど全く飽きが来なかった。登場人物があまりに多くて覚えるのに必死。主要人物以外はボンヤリでも問題なし。

原作1巻のみ読了。初めて触れた海外ドラマ。5年前から見続けたシリーズが堂々の完結。このドラマに関しては思い入れが強過ぎて言葉に詰まる。10数年にも及ぶ一時代を築いた大作を観る上で必要となるのは記憶力と忍耐力。グロテスクなシーンは勿論あるけど、案外すぐに慣れて不思議とピザやハンバーガーといったジャンクフードが欠かせなくなる。
しゅうへい

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