ルーク大佐

Bandidos/バンディドスのルーク大佐のレビュー・感想・評価

Bandidos/バンディドス(2024年製作のドラマ)
3.8
メキシコ産ドラマなのでメキシコ人が楽しい、面白い!と感じるものを目指しているんだろう。だからストーリーはわかりやすい。論理の飛躍だらけでご都合主義が闊歩する。ドイツ産ドラマならありえないような詰めの甘い脚本だが、メキシコ人にはそのくらいがちょうどいいのかもしれない。

とはいえ、画面ショットの分割表示やズームインなどに加え、役者陣がアツく演じているため、学芸会で必死に演じる子どもを見守る母親のような心境(?)になり、「がんばってるじゃん!」と応援したくなる。

なんだかんだで最後まで見通したところ、ホロっとさせるシーンも仕込んでおり、これは意外だった。アタマをすっからかんにしてみるドラマなので、ドイツや北欧のドラマを見たときに抱くような倦怠感はない。

主人公のミゲルはイケメンではないが、憎めないキャラだ。
リリ役エステル・エスポシが美人すぎる。
ファムファタール的ポジションでイラっとしたりもするが、ずっと見てられた。彼女の存在はドラマの吸引力を高めている。
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