仮面の大使

春になったらの仮面の大使のレビュー・感想・評価

春になったら(2024年製作のドラマ)
3.9
 高品質ドラマ。

 2024年元旦。娘の瞳(奈緒)は3ヶ月後に結婚することを、父の雅彦(木梨憲武)は3ヶ月後にこの世を去ることを発表する。雅彦は瞳の相手が10歳歳上の売れない芸人だと知り猛反対。一方の瞳も雅彦の告白を嘘だと決めつけていた。瞳は結婚を認めてもらうことができるのか。親子の3ヶ月の物語。

 映像や音楽が本当に質が高い。見てて心地よかったです。

 奈緒さんの演技が好きなので観賞したのですが、木梨憲武さんの演技に驚きました。最初こそ元気すぎやしないかと思ったけど、その元気な姿と後半の弱った姿のギャップにやられた。元気な頃を知ってるから衰弱した姿を見るとより辛くなる感じ。

 最終回で今まで瞳が撮った雅彦関連の写真を雅彦に見せるシーンがあったけど、あれを見たとき、一瞬を永遠に切り取る写真は素晴らしいものだなぁと改めて思った。あんな写真展やられたら泣いちゃう。

 雅彦と瞳の親子愛、瞳と美奈子、岸くんの間にある友情、瞳とカズマルくんの中にある愛など。最後まで愛に溢れたとても素敵なドラマでした。
 
 
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