ルーク大佐

忍びの家 House of Ninjasのルーク大佐のレビュー・感想・評価

忍びの家 House of Ninjas(2024年製作のドラマ)
3.8
日本産配信ドラマの中ではエンタメ度合いをうまく満たす内容に仕上がっている。世界中で話題作としてヒットしているとのこと。忍び部隊と権力サイドの陰謀や主従関係を過去にさかのぼってつなげる設定はユニークだし、世界のNINJAオタクにも刺さったのだろう。

主役一家だけでなく、役所サイドの脇役までどの役者もそれぞれの持ち味を発揮している。タランティーノ風のムダな会話は皆無で淡白に会話が進むのもそんなに違和感はない。

木村多江と宮本信子の忍びっぷりが馴染んでいるし、少年とのからみはほのぼのポイントだった。柄本時生や嶋田久作もイイ雰囲気が出てたね。キャストの服装がそこそこダサいのも忍びの世界っぽい。

最近の国産ドラマの話題作には、『TOKYO MER』や『VIVANT』があるが、本作はそれらと違って“泣かせシーン”はほとんどなかった。
シーズン2がつくられそうな雰囲気はあるが、どうなんだろう。
次作があるならば、次はヒロインの設定をもうちょっと工夫したほうがいいかも。服部家と縁や恨みがあるとか。
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