適材適所の舞妓ホームドラマ。
松岡茉優出演作を巡る第11弾。
青森から舞妓になるために京都に来た幼馴染みのキヨ(森七菜)とすみれ(出口夏希)。上達が早く努力家のすみれに対し、キヨは舞妓としてのセンスがない。そんなキヨがまかないさんという天職を得て・・という話。
このドラマは適材適所という言葉がぴったりだと思う。まず、舞妓に明らかに向いてなさそうだったキヨをまかないさんという彼女にあった仕事に就かせるというストーリー。そして、美少女感抜群の出口夏希、少し抜けてるところがある梓を演じた常盤貴子、しぶいマスターを演じたリリー・フランキー、京都弁が合いすぎてる松坂慶子、圧倒的品格とゾンビ好きというギャップがいい百子役の橋本愛、ちょっとテンション高すぎてうっとうしいと感じることもあるけど、ムードメーカーの吉乃役の松岡茉優など、みんなはまり役。その中でも森七菜は今まで演じてきたどの役より輝いており、この作品は彼女の代表作になるだろうなと感じた。
キヨとすみれの友達を越え、もはや姉妹以上の仲の良さ、互いを理解している感じが見てて良かった。こういうソウルメイトみたいな関係を気づける人に出会えるって本当に幸せだと思う。私もいつかそんな人に出会える日がくるのだろうか。
すごくゆったりと流れてる感じが心地よくてずっと見ていたし、料理がおいしそうだった。続編希望です。
最後に松岡茉優さん。先述したように今回彼女演じた役はテンションが高い。陽の部分に振り切っている。本当に『勝手にふるえてろ』でアンモナイトの歌を歌ってた人と同一人物なのかと疑いたくなる。陽にも振り切れるし、陰にも振り切れる。やはり魅力的な女優さんだと改めて思った。