よう

ジャック・リーチャー ~正義のアウトロー~ シーズン2のようのレビュー・感想・評価

4.5
大男探偵、ふたたび。
昔いた部隊の1人が殺され、他の部隊仲間たちと共に調べるリーチャー。


究極ミニマリストのリーチャー。
所有物は歯ブラシのみ。
そんな彼が今回はけっこうあちこち行くし、ビシッとスーツを着る時も。
かつての仲間たちと一緒で、会話のやり取りも面白く、シーズン1よりリーチャーのいろんな面を楽しめるようになってる。


そして、やっぱり〈悪いやつは殺せばいい主義〉のリーチャー。
次々と追手たちがやって来たり、こちらから仕掛けて行ったりしてるなか、よほどじゃない限り敵は必ず始末。
情報を聴き出す前に殺しちゃうもんだから、どうすんだよとなる時も。
一回、殺した後に「情報聞けなくなった」って言ってることもあって、思わず笑。

笑ったといえば、車のエアバッグの出し方。
リーチャーならでは。

その被害に遭った人物が、後に……。この人物の存在もドラマ的になかなか面白い。


毎回、かつての部隊時代の頃の回想がある。
その回のエピソードとその回想がちゃんと重なる所があるのは巧み。

この回想もあって、リーチャーをはじめ、このチームの奴ら皆のことを好きになっちゃう。

加えて、ルッソ刑事。
シーズン1でも地元警察の人とリーチャーが対立しながら関係性が変化していく要素があって、今回も。
このルッソ刑事が活躍するエピソード6はかなり感動的。
ニューヨークの警察だけに、911の時の話題も台詞に出てきたりしてて、とてもよかった。


毎回、一曲を少し印象的に使う感じもよかった。
音楽に詳しい人ならもっとそのニュアンスがわかるのかな。
よう

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