miさんの映画レビュー・感想・評価 - 5ページ目

寝ても覚めても(2018年製作の映画)

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朝子から目を逸らして、逸らして終わった。わたしはいつかこの映画の感想を語れるのだろうか

廃市(1984年製作の映画)

2.5

偏見かもしれないが、男が好きそうな女の幻想の話だと思った
物語の舞台となった柳川に今年の夏行ってみようと思う

赤色彗星倶楽部(2017年製作の映画)

3.5

エンディングの圧倒的ファンタスティックでノスタルジックな演出に胸を打たれる
この映画が公開された時、フォローしている方がとても素敵なコメントをされていて、いつかわたしも観ようと思ってClipをした。い
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私をくいとめて(2020年製作の映画)

4.0

1回目観た時にはなんとなく書けなかったが、やっと2回目を観たので感想を記す
これは一人の女性が自己決定を出来るようになるまでの話である。日々の暮らしの中で私たちは毎日大なり小なり選択をして生きてきてい
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.0

言葉、手話、セックスを用いても私達のコミュニケーションは完全にはならない。もしかしたら、と自分の想像を掻き立てることは事実の補完ではなく婉曲ほかならない。嫌になるくらい死の香りが漂う画面が続くけど、時>>続きを読む

君の名前で僕を呼んで(2017年製作の映画)

4.0

イタリアにはアコギの音色が合うと思っていたけど、ピアノの音色も合うんだなぁとしみじみ
Call me by your nameとはすなわち誰かを愛すということは、自分の今を形作る全てを認めて愛すことと
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ワイルドライフ(2018年製作の映画)

3.5

自然現象と家庭環境を一緒にされてたまるか、と思った。こんな不安定な親の姿から学ぶことなんて、せめて反面教師にすることしかない。わたしはまだ子ども目線で家族を見つめているのだろう。とても憤ったけど、一概>>続きを読む

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

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人間が芸術と対峙するとはどういうことか、の解がある気がする

コリーニ事件(2019年製作の映画)

3.9

戦争責任に関して言えば、ドイツは日本より遥かに優秀な後始末をしたと思っているが、ヒトラーが残した負の遺産は予想以上に大きいのだということを知る
アイデンティティは出自に限定されるべきではないよね

アイズ ワイド シャット(1999年製作の映画)

3.7

虹の麓が既にキーワードとなっている
矛盾だらけの”tender”と”sad”、”Ex-beauty queen in hotel drugs overdose“と”LUCKY TO BE ALIVE”
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ラ・ピラート(1984年製作の映画)

3.0

ぶつ切りの感情のぶつけ合いとそれに伴う場面転換
男への血塗れ復讐劇、だと感じた

ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.7

思わずにやけてしまうワンシーンに出会えただけで満足度が高い。久しぶりに映画を観たせいか、エンディングにかけて情緒が揺さぶられまくって泣いた(そんな泣く映画では無い)

冷たい水(1994年製作の映画)

3.5

沸騰しそこなった冷たい水が無情に流れていく。つまりそういうことなのだ
こういう映画観ると分かるより先に懐かしいと感じてしまう自分に老いを感じる

空白(2021年製作の映画)

2.0

監督のニンゲンという生物に期待をし過ぎていない描き方に好感が持てる

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

3.0

仕事始めてから疲労で好きな趣味にも没頭出来なくなり、お手軽な道楽に身を委ねてしまうところだけ共感出来た。あと羊文学良いよね

ペンギン・ハイウェイ(2018年製作の映画)

3.0

小さい頃の不思議体験のうち、今でも未解明なものってあるよなぁとかそんなことを思い出す
アオヤマ君を真似て、こちゃこちゃしたメモを書きたくなった。『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』を観た時も同
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.0

ホラーよりフェミ色が強過ぎるのが気になったが、そこまで演出しないと分からない輩がいるのかなと思った

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.0

政治ネタの映画って笑って良いんですか?となるが、これは笑って良いんですよ、と全方位に頷き示してくれてるいるような、とにかく完全に振り切っていて最高だった

音楽(2019年製作の映画)

3.0

面白いとは思わなかったけど、“衝動”が作画に落とし込まれていて圧倒された

スパイの妻(2020年製作の映画)

2.5

全然物語に入り込めなかった。セットのせいか画質のせいか?

街の上で(2019年製作の映画)

2.5

今までの経験から今泉監督の作品は鼻に付くから観ないようにしていたが、主演・若葉竜也の誘惑に負けた。やはり若葉竜也、好きすぎる。あんな完璧に「おおい…」って言える人いる?

ドロステのはてで僕ら(2019年製作の映画)

3.0

予定調和を超えて面白くするのは技だなと思った。朝倉あき、改めてとても良い

ディア・エヴァン・ハンセン(2021年製作の映画)

3.7

ミュージカルはその場面の感情を大雑把に抽出し、喜怒哀楽に振り分けて歌にしている節があると思っている、が、この映画はその四つの感情以外の部分も歌で表現していてとても良かった
SNSのシーンだけ興醒めした

マチネの終わりに(2019年製作の映画)

4.0

未来は私たちの過去を作用する、という発見に救われる思いだった
原作もこの映画もどちらも大好き

ノマドランド(2020年製作の映画)

3.5

一人というより独りな気がして、彼女が笑顔のシーンでも全然安心出来なかった
観たの2週間くらい前だけど、ラストシーンと音楽が妙に記憶に残っている

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.0

観察者としてずっと画面を見つめていたような気がする。ストーリーラインもだが、隠された教訓があるという意味でも御伽噺のような映画
すぐに影響を受けてしまって、今夏目漱石の『草枕』を読んでいる